PLフィルター搭載、パイオニア「ND-DVR20」

レンズに偏光フィルター(PLフィルター)を装備しており、対向車の車体やガラスなどの反射光を抑え、鮮明な動画を記録できるのが特徴です。最大撮影解像度は2304×1296ドットで、フルHDよりもひとまわり精細な映像が記録できます。

  • パイオニアの「ND-DVR20」。実売価格は税込み20,000円前後

イベント録画は、加速度センサーによる衝撃検知だけでなく、急加速、急減速、急ハンドル、速度超過といった危険な挙動を検知した場合にも自動で撮影が始まります。駐車時の録画機能は、人や他車を検出した場合や、自車の振動を検知した時点から前20秒+後10秒の映像を自動録画するため、前後の状況を把握しやすいのがポイント。駐車時録画の動作時間も50分と長めです。

パイオニア「ND-DVR20」のスペック

最大撮影解像度 2304×1296ドット
最大記録画角 対角132度(水平110度、垂直56度)
画素数 300万画素
背面液晶 2.4型
付加機能 加速度センサー、イベント録画、HDR/WDR、
LED式信号対応、GPS、駐車時録画
記録媒体 microSD/microSDHC
(最大32GB、8GBのカードが付属)
外形寸法 W78.5×D40.7×H68mm
重さ 約114g
実売価格 20,000円(税込み)

小型でも性能充実、ユピテル「DRY-ST7000c」

本体はコンパクトな設計ながら、フルHDよりも解像度が高い2560×1440ドットの映像を撮影できるのが特徴です。16GBのmicroSDカードが付属し、2560×1440ドットの解像度で最大70分撮影できます。

  • ユピテルの「DRY-ST7000c」。実売価格は税込み20,000円前後

  • 液晶パネルの右側に操作ボタンを配置している

運転支援機能は、前の車が発車したのに自車が止まったままで発進が遅れた場合にブザーで警告する「スタートインフォメーション」や、車線の逸脱を知らせる「レーンキープアシスト」、前方車との接近を知らせる「前方衝突防止アラート」を搭載しています。

ユピテル「DRY-ST7000c」のスペック

最大撮影解像度 2560×1440ドット
最大記録画角 対角145度(水平120度、垂直63度)
画素数 400万画素
背面液晶 2型
付加機能 加速度センサー、イベント録画、HDR/WDR、
LED式信号対応、GPS、駐車時録画(オプション)、運転支援機能
記録媒体 microSD/microSDHC
(最大32GB、16GBのカードが付属)
外形寸法 W60×D28×H45mm
重さ 約64g
実売価格 20,000円(税込み)

主要なドライブレコーダーの仕様を比較すると、低価格モデルと高性能モデルでは最大撮影解像度や画角が違うほか、駐車時録画や運転支援などの付加機能の有無が目立ちます。

そこで次回は、1万円台前半の低価格帯製品のなかでも売れ筋となっている「WD300」(ユピテル)と、多機能かつ2万円以上の上位機種で売れ筋の「DRV-830」(ケンウッド)、Amazonで購入できる4,000円台の格安ノーブランドモデルの3製品を用意し、撮影した映像や機能を比較してみます。価格でどれだけの差が出るのでしょうか?

(文・写真/田代祥吾)