――TONE SIM(for iPhone)は、トーンモバイルで初めてSIMの単体販売となります。iPhoneとのセット販売にしなかったのはなぜでしょうか?

石田社長:ある調査では、使われなくなって家庭に眠っているiPhone 6以降の端末は2000万台ぐらいあるといわれています。高校生までのすべての日本人にスマホが行き渡るほどの台数なんですよね。新品のiPhoneを狙うのではなく、これら使われなくなった埋蔵物のiPhoneを生かして安心スマホにできる、ということを今回のTONE SIM(for iPhone)のコンセプトにしました。iPhone 6s以降の機種ならばSIMフリー化できますので、au版やソフトバンク版のiPhoneを使っている方も大丈夫です。

  • iPhoneファンならば、歴代のiPhoneを手放さずに保管している人が多いだろう

子どもは、待ち望んでいたiPhoneが自分のものになるのでハッピーになれます。親御さんは、自分のiPhoneを「しょうがないなぁ」と言いながら子どもにあげつつ、「手持ちのがなくなっちゃったから」と言い訳をしながら新しいiPhoneをちゃっかり買ったりして…。まさに、親と子の両方がWin-Winになれる仕組みじゃないでしょうか(笑)。

――TONE SIM(for iPhone)はオンライン販売のみでスタートしますが、同じCCCグループのTSUTAYAの店頭で買えるようにはならないのでしょうか? また、TONE SIM(for iPhone)に興味を示しつつも、余っているiPhoneがない人もいるかと思います。CCCグループのイオシスでiPhoneの中古品をSIMとセットで買えるようにする、といった予定はあるのでしょうか?

石田社長:現時点ではまだ正式に決まっていませんが、まず一部のTSUTAYAでTONE SIM(for iPhone)の店頭販売を実施しようと考えています。これまでのトーンモバイルは1機種1プランというシンプルな内容だったので、新たに製品が1つ増えることを踏まえ、しっかりサポートできる体制を整えたうえで実施する予定です。

端末販売は、イオシスと連携することがすでに決まっています。オンラインで販売するのか、実店舗で販売するか、どのような端末を扱うのかなどの詳細はまだ明らかにできませんが、これまでにない面白い感じの連携になると思います。期待してください。

――最後に、TONE SIM(for iPhone)についてのまとめやアピールをお願いします。

石田社長:TONE SIM(for iPhone)は、初めてスマホを持つ子どもに安全安心にスマホを使ってもらいたい、というトーンモバイルの理念を形にした商品です。セキュリティーなど機能面は大いに自信がありますし、設定もすごく簡単にできるよう工夫しました。手ごろな価格のSIMカードでの販売ですし、契約期間の縛りもないので、どなたにも気軽に使っていただけると思います。家にiPhoneが余っている方には、ぜひ試していただきたいですね。