一方、フロントカメラ(インカメラ)には、アウトカメラと同じ2,000万画素のCMOSセンサーを搭載しています。自撮りを意識したこの仕様は注目ポイントの1つです。

R11sには、人工知能でユーザーの性別、年齢、肌の色、周囲の環境などを分析する「AIビューティー認識技術」を用いて、被写体の顔の特徴に合わせてもっとも適した補正を自動で施す「ビューティーモード」が備わっています。フロントカメラで撮影するとき、補正レベルを7段階から簡単に選んで調整可能です。

見せる相手に応じて「ちょっと顔色を良くするレベル」から、「ツルツルテカテカのお肌と力強い瞳に自分でも笑っちゃうレベル」まで、自分で選んで「盛る」ことができるのです。実用性も高い……といってよいのではないでしょうか。「自撮り最強スマホ」の名をほしいままにするのもうなずけます。

  • 「OPPO R11s」レビュー

    ビューティーモードの補正効果を最小設定で撮影した写真。明るさと色味を強調して、自然で目立たない補正に仕上がっています

  • 「OPPO R11s」レビュー

    ビューティーモードの補正効果をMAXに設定して撮影した写真。見るからに肌の血色がよく、ツルッとして、唇なども瑞々しく、いかにも盛ってる感が出ていますが、それも含めて楽しむモードです

  • 「OPPO R11s」レビュー

    ビューティーモードをオフにして撮影。オンの写真と見比べると、肌だけでなく、目や顔の輪郭なども微妙に整えられているのが分かります

  • 「OPPO R11s」レビュー

    日が沈む前の屋内での撮影。ビューティーモードの補正効果はレベル「4」です

  • 「OPPO R11s」レビュー

    日が沈んでからの繁華街で撮影。これもビューティーモードの補正効果はレベル「4」です

フロントカメラのレンズは明るさがF2.0です。アウトカメラよりは暗いですが、夜でも顔がしっかり明るく撮れました。

さりげない補正から遊び心のある大げさな補正まで、自分の好みで簡単に撮影できるので、SNSに自撮りをアップする機会の多い女性ユーザーにはぜひ注目してほしいスマホです。モデルの女性も、ビューティーモードの威力には思わず「凄い!」と声を上げていましたよ!

なお、ビューティーモードは男性の顔にも適用可能です。ただし、男性の顔でレベルを上げて試すといささか不気味なメイク顔になってしまったので、男性の場合はレベル「1」か「2」に抑えるのがオススメかもしれません。