米Dropboxとセールスフォース・ドットコムは3月9日(現地時間)、グローバルな戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

今回の戦略的パートナーシップの締結により、セールスフォースのCRMプラットフォームとDropboxのコラボレーションプラットフォームが連携し、あらゆる業種や規模の企業が営業、サービス、マーケティング、コマースなど顧客との接点で、より密に連携することが可能になるという。

具体的には、セールスフォースのコマースの統合を実現する「Salesforce Commerce Cloud」および、デジタルマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud」とDropboxが連携し、ブランド化とカスタマイズされたDropboxフォルダをCommerce CloudおよびMarketing Cloud内に作成することができる。

フォルダには社内のチームだけでなく、取引先など社外のパートナーがアクセスすることができるほか、双方向のワークフローにより、ユーザーがDropboxとSalesforceのどちらのプラットフォームで作業している場合でも、コンテンツの関連性が保たれ、最新の状態が維持されるとしている。

また、コラボレーションプラットフォーム「Salesforce Quip」とDropboxが連携し、写真や動画、スライドといったDropboxのコンテンツにSalesforce Quipから直接アクセスすることができる。

今後、DropboxはQuipドキュメントのサポートも予定しており、これにより両方を使うユーザーはDropboxに保存しているQuipファイル上で業務を進めることが可能となる。

これら2つの連携に加え、セールスフォースでは Dropbox Enterpriseを導入するほか、DropboxではSalesforce Service Cloud、Marketing Cloud、PRM ソリューションなどのセールスフォース製品の導入を拡大していく。