NVIDIAは2018年1月10日(米国時間)、「Security Bulletin: NVIDIA Driver Security Updates for CPU Speculative Side Channel Vulnerabilities|NVIDIA」の内容をアップデートして公開した。これまで同社のグラフィックドライバが脆弱性「Spectre」の影響を受ける可能性があるといった説明を行ってきたが、今回の文言を変更し、この脆弱性の影響を受けないと考えているという説明を追加した。

  • 文言が変更されたセキュリティアップデートページ - 資料: NVIDIA提供

    文言が変更されたセキュリティアップデートページ - 資料: NVIDIA

NVIDIAは2018年1月4日から9日にかけて、上記のWebページにおいてNVIDIAドライバのセキュリティアップデート情報を公開した。ページの中でNVIDIAは「Spectre」の影響を受ける可能性があり、問題を緩和するための処理を行ったドライバの提供を開始したと説明していた。

しかし、2018年1月10日(米国時間)におこなったアップデートで「NVIDIAのコアビジネスはGPUコンピューティングである」といった説明と、「当社のGPUハードウェアは報告されているセキュリティ問題の影響を受けないと考えている。当社のドライバソフトウェアは、CPUのセキュリティ問題を緩和するためのアップデートを提供している」といった説明が追加された。

NVIDIAのグラフィックドライバが「Spectre」の影響を受ける可能性があるという説明は、「NVIDIAの最初の分析は、影響を受けるCPUで動作しているNVIDIAソフトウェアにはさらにアップデートが必要な可能性があることを示唆している」といった文章に変更されている。影響を受ける可能性があるプロダクトと説明されていた表は削除された。