日本市場で9月から発売されているDell Canvasも改めて紹介された。説明したデルの嘉山氏は「自然な感覚でデジタルコンテンツを作成できるワークスペース」と総括。非光沢のゴリラガラスで覆われた27インチQHD、いわゆる4K(3,840×2,160ドット)の広い作業スペースと、入力装置をフォーカスした。入力装置として、20ポイントタッチ+高い応答性のペンと、トーテムと呼ばれるダイヤルが付属している。

  • デル、ワークステーション

    デル クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品マーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーの嘉山よし子氏

即納の在庫モデル、さらに導入しやすい価格になっているのも特色だが、現在はプロフェッショナルユーザーから導入が始まっている。このため、法人ユーザーのワークステーション関係製品として位置付けているそうだ。

Dell Canvasの主なターゲットユーザーは、デジタルコンテンツを作成するクリエイターだ。日本では98%がクリエイターに集中しているという。一方、複数の目、様々な角度のタッチ操作でレビューするという使い方もあり、海外ではオイルガス開発や経済アナリストの現場でも使われているそうだ。

  • デル、ワークステーション

    Dell Canvasの主な特徴。広く大きな作業スペースで、ペンとトーテムを使って作業(カスタマイズ要素がないので)即納というのもうれしい

  • デル、ワークステーション

    Dell CanvasはWindows 10 Creator's Updateが必要。(個人向けの)パソコン製品ではなく、ワークステーション関係製品として扱われている

  • デル、ワークステーション

    Dell Canvasはデジタルコンテンツを製作する人向けの製品。日本ではまだコンテンツクリエイターの需要がほとんどを占める