グローバル端末HTC U11+
このほか会場では、国内では発売予定のないHTC U11+のデモ機も触ることができました。Snapdragon 835 オクタコアを実装した6インチの端末で、HTC U11と同様にエッジ・センスを備えるほか、指紋認証などにも対応しています。
対応バンドの関係もあり国内投入は難しいとの話でしたが、その完成度の高さから、仮に日本でも発売されていれば人気モデルとなったに違いありません。
HTCのデザインの秘密
このあと、会場ではHTC台湾本社から来日したデザイン部門のジョンソン・チャン氏が登壇。開発秘話を交えながら、デザインについて熱く語りました。同氏によれば、HTC U11のフォルムは金属と液体の融合をコンセプトにしたとのこと。またプリズムが光を分解するように、そして空に浮かぶシャボン玉のように、角度によって色味が変化するデザインに挑戦したと説明していました。
印象に残ったのが、スマートフォンのデザインを語る過程で、建築物を事例に出していたこと。「世界には色んなデザインがあります。例えばグッゲンハイム美術館。スペイン ビルバオに建てられた、この前衛的な建物は、工業地区に命を吹き込む存在として開館から20周年を迎えた現在も多くの人を感動させています」と話し、今後も情熱を燃やしてデザインに取り組んでいくと説明していました。他のメーカーにない独特のデザイン採用してきたHTC。次はどんな端末が発表されるのか、期待がふくらみます。
2018年の秋冬モデルで欲しい機能は?
イベントでは最後に、ファンによるグループワークが行われました。お題は「2018年の秋冬モデルで欲しい機能」。ここでは、さらなるハイエンドカメラ、指紋がつきにくいガラスのデザイン、背面の着せかえパネル、ペン入力機能、スマートスピーカーの機能を盛り込むといったアイデアが寄せられていました。
会場に展示されていたレガシー製品のラインナップを見ても明らかなように、これまでさまざまな端末に挑戦してきたHTC。今後も特徴的な製品を投入してくれることでしょう。