操作される側のPCで行うこと

操作されるPCでの設定であるが、上述したTeamViewer QS.exeを使うだけで行うことができる。実際に起動すると、図11のようなダイアログが表示される。

  • 図11 TeamViewer QuickSupportを起動

使用中のIDとパスワードが表示される。パスワードは、そのたびに作成されるワンタイムパスワードなので安全性が高い。このIDとパスワードを操作する側のPCのTeamViewerに入力する。

  • 図12 パスワードの入力

操作する側のPCに、リモートの環境が表示される。

  • 図13 操作する側のPCのデスクトップ

画面では、わかりにくいかもしれないが、ウインドウ内の操作は、まったく普通のPCとおなじように行うことができる。同時に、操作される側のPCでも同じように表示が行われる。

  • 図14 操作される側のPC

操作する側のPCで、[操作]→[リモートシステム情報]を表示したのが、図15である。

  • 図15 リモートシステム情報を表示

他のメニューを見ても、操作の幅の広さがうかがえるだろう。

ここまでの手順をみていただいて、おわかりと思うが、非常に簡単にリモート環境を構築することができる。必要なのは、インターネットアクセスくらいである。活用方法については後述するとして、遠隔地という距離感や別マシンという意識をなきものにするのが、TeamViewerといえるだろう。