トレンドを追う雑誌に載り、参考にされる側になった

発表会では、日本HPの岡社長が今後の展開について包括的な話を述べたあと、HPグループのパーソナルシステムズ部門で工業デザインを担当するステイシー・ウルフ氏が、HPにおけるデザインの哲学について講演した。

ウルフ氏は「HP Spectreシリーズ」や「ENVYシリーズ」などで各種の受賞歴を持つデザイナーでもある。複数のカテゴリーに拡大可能な「革新的」、ブランド全体の統一感を出す「調和」、5年後でも思い出せる「象徴的」という、3つの信念をデザインの哲学として掲げた。今回発表となったHP Spectre 13、HP Spectre x360を始め、法人向けモデルについてもこの哲学を踏襲している。

ウルフ氏のあとは日本HPの九嶋専務が登壇し、各製品の特徴やセールスポイントを披露した。

日本HP 代表取締役 社長執行役員 岡隆史氏

岡社長はHPのイノベーションの歴史を紹介し、「社内ではKeep inventive(革新を続けよう)」という言葉がよく聞かれると話した

HP Inc. インダストリアルデザイン担当 バイスプレジデント ステイシー・ウルフ氏

ウルフ氏は「これまでトレンドを探して参照していた雑誌に、当社の製品が載るようになり、参考にされる側になった」と語った

日本HP 専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括 九嶋俊一氏

九嶋氏はHP Spectre 13はタッチ式のクラムシェルとして世界最薄だ」と強調