MMD研究所は11月9日、インターネットで行った「スマートスピーカーに関する調査」の結果を公表した。調査対象は、15歳から69歳の男女1,810人(うちスマートフォン所有者は1,810人)。調査期間は2017年10月25日から10月31日まで。

11月9日に『「現代用語の基礎知識」選 2017ユーキャン新語・流行語大賞』にもノミネートされたスマートスピーカーだが、「知っている」と答えた人は31.2%に留まった。年代と男女別では、20代男性45.7%、30代男性41.0%、40代男性41.1%と、20代から40代における男性の認知度が高かった。また、15歳から19歳の女性のスマートスピーカー認知度は33.3%と、同世代の男性23.7%より高いが、その他の年代では、男性のほうが女性よりスマートスピーカーの認知度が高かった。

スマートスピーカーを知っている人は31.2%だった

最もスマートスピーカーの認知度が高いのは20歳から29歳だが、それでも45.7%と2人に1人程度だ

スマートスピーカーを知っている672人に、知っている機種を尋ねた項目では、「Google Home」が最多の84.5%、次に「Amazon Echo」33.3%、「LINE Clova WAVE」30.7%と続く。

最も知られているスマートスピーカーはGoogle Gome

またMMD研究所は、15歳から69歳の男女2,155人に対して、スマートスピーカーについて説明したのち、興味があるかどうかを尋ねている。全体でみると、「とても興味がある」が10.0%、「やや興味がある」が22.9%で、合わせて30%ほど。年代別にみると、15歳から19歳で「とても興味がある」のが16.8%、「やや興味がある」のが23.9%で計40.7%、20歳から29歳で「とても興味がある」のが15.0%、「やや興味がある」のが22.1%で、計37.1%という結果となった。

40代より50代のほうが、スマートスピーカーへの関心が高い