「Fire HD 10」のディスプレイには、10.1インチのIPS液晶パネル(1,920×1,200ドット、224ppi)が採用されています。輝度や色域は公表されていませんが、IPS液晶パネルを採用しているだけに画質に不満はありません。
10.5インチiPad Proと並べてみると輝度の差は歴然としていますが、「Fire HD 10」だって十分明るいです。筆者の感覚では「Fire HD 10」は室内なら輝度を1/2にしても写真、電子書籍、映画鑑賞に十分な明るさです。15,000円を切る端末に搭載されているディスプレイとは信じられないほどのクオリティと言えます。
一方ちょっと不満を感じたのがサウンド面。この価格帯のタブレットで音質に文句を言うのは酷かもしれません。しかし、いかにも小さなスピーカーっぽい細い音は、映画鑑賞、音楽鑑賞時に物足りなさを感じました。ディスプレイ画質に釣り合う臨場感を求めるなら、ヘッドフォンやBluetoothスピーカーなどと組み合わせることをオススメします。