Core Ultraに対応するWS向けATXマザー

ASUSの「PRO WS Z890-ACE SE」は、Intel Z890チップセットを搭載するワークステーション向けのマザーボード。24時間365日の稼働に最適化されており、最大45℃、湿度80%でも動作するという。価格は95,000円前後。また、AMD B650Eチップセットを搭載する「TUF Gaming B650E-PLUS WIFI」も発売されており、こちらは33,000円前後だ。

  • ASUSの「PRO WS Z890-ACE SE」。LANはMarvell AQtion 10GbE+Intel 2.5GbEだ

    ASUSの「PRO WS Z890-ACE SE」。LANはMarvell AQtion 10GbE+Intel 2.5GbEだ

  • Ryzen用の「TUF Gaming B650E-PLUS WIFI」。M.2ヒートシンクも搭載する

    Ryzen用の「TUF Gaming B650E-PLUS WIFI」。M.2ヒートシンクも搭載する

コスパに注目の「Radeon RX 9060 XT」

AMDから新型GPU「Radeon RX 9060 XT」が登場、搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。「RDNA 4」アーキテクチャを採用する9000シリーズは、すでにRX 9070 XT/RX 9070が発売済みで、RX 9060 XTはその下位GPUとなる。ストリームプロセッサ数は2048基と、RX 9070 XTの半分となるが、補助電源は8ピンが1つで使いやすい。

同GPUは、16GBモデルと8GBモデルがラインナップ。パフォーマンスを重視するなら当然16GBモデルがオススメだし、コストを抑えたいのであれば8GBモデルを選べば良いだろう。価格帯の中心は、16GBモデルが6万円台後半、8GBモデルが5万円台後半。実際の性能については、芹澤氏のベンチマーク記事を参照して欲しい。

【レビュー】349ドルでVRAM 16GBは現在のミドルレンジ最適解!? 「Radeon RX 9060 XT」を実力検証
https://news.mynavi.jp/article/20250604-3345212/

今回、発売されたのは以下の各モデル。冷却性の高いトリプルファンモデル、コンパクトなデュアルファンモデル、ARGB対応のホワイトモデルなど、様々な製品が用意されており、選びやすいだろう。

16GBモデル
メーカー 製品名 価格
ASUS TUF-RX9060XT-O16G-GAMING 72,000円前後
ASUS PRIME-RX9060XT-O16G 68,000円前後
GIGABYTE GV-R9060XTGAMING OC-16GD 69,000円前後
ASRock RX9060XT SL 16GO 70,000円前後
ASRock RX9060XT CL 16GO 65,000円前後
SAPPHIRE PURE Radeon RX 9060 XT Gaming OC 16GB 73,000円前後
SAPPHIRE Pulse Radeon RX 9060 XT Gaming OC 16GB 65,000円前後
PowerColor RX9060XT 16G-L/OC 68,000円前後
PowerColor RX9060XT 16G-A 65,000円前後
玄人志向 RD-RX9060XT-E16GB/DF 62,000円前後
8GBモデル
メーカー 製品名 価格
ASUS PRIME-RX9060XT-O8G 62,000円前後
ASUS DUAL-RX9060XT-8G 58,000円前後
GIGABYTE GV-R9060XTGAMING OC-8GD 59,000円前後
ASRock RX9060XT SL 8GO 60,000円前後
ASRock RX9060XT CL 8GO 56,000円前後
SAPPHIRE Pulse Radeon RX 9060 XT Gaming OC 8GB 56,000円前後
PowerColor RX9060XT 8G-L/OC 60,000円前後
PowerColor RX9060XT 8G-A 57,000円前後
玄人志向 RD-RX9060XT-E8GB/DF 55,500円前後
  • ASUSの「TUF-RX9060XT-O16G-GAMING」

  • GIGABYTEの「GV-R9060XTGAMING OC-16GD」

  • ASRockの「RX9060XT SL 16GO」

  • SAPPHIREの「PURE Radeon RX 9060 XT Gaming OC 16GB」

  • PowerColorの「RX9060XT 8G-A」

  • 玄人志向の「RD-RX9060XT-E8GB/DF」

超コンパクトなGeForce RTX 5060カード

MSIの「GeForce RTX 5060 8G Inspire ITX OC」は、シングルファンのコンパクトなGeForce RTX 5060グラフィックスカード。驚くのはその小ささだ。ショート基板というとMini-ITXサイズの17cm程度が多いが、この製品の長さはたったの14.5cm。どんな省スペースPCでも搭載できそうだ。価格は56,000円前後と、同GPUとしては安めなのも嬉しい。

  • MSIの「GeForce RTX 5060 8G Inspire ITX OC」。ゴールド系のカラーもオシャレ

  • カードの厚さは45mm。冷却には銅コアのアルミ製ヒートシンクを内蔵している

30mm厚ファン搭載のハイエンド簡易水冷

ASUSの「ROG Ryujin III 360 ARGB Extreme」は、30mm厚のトリプルファンを備える高性能なオールインワン水冷CPUクーラー。3.5インチLCDを搭載する水冷ブロックには「Axial-tech」ファンを内蔵しており、マザーボードのVRMもしっかり冷却できる。ラジエータのファンはマグネット連結で配線が容易。価格は63,000円前後だ。

  • ASUSの「ROG Ryujin III 360 ARGB Extreme」。「ROG ARGB」ファンを搭載する

  • ホワイトモデルも用意。ポンプはAsetekの「Emma Gen8 V2」を搭載している

ARGBファン4個付属で安価なミドルタワー

Antecの「AX85 ARGB」は、ARGBファンが標準で4個付属しながら、9,000円前後と安価なミドルタワーケース。フロントはメッシュパネルを採用しており、安価ながらエアフローはしっかりしている。拡張性も高く、最長37cmのグラフィックスカードや、最高16cmのCPUクーラーに対応。36cmラジエータも搭載可能だ。

  • Antecの「AX85 ARGB」。本体サイズは、393(D)×205(W)×485(H)mmとなる

  • フロントは波状のメッシュパネルを採用。防塵性能も向上するという

ピラーレスのミニタワーにブラックが追加

Thermaltakeの「View 170 TG ARGB Black」は、ピラーレスデザインのmicroATXケースだ。ARGBファンを標準で3個搭載し、28cmラジエータにも対応。最長34cmのグラフィックスカードを格納可能と、コンパクトながら冷却性と拡張性に優れる。先にホワイトモデルが発売されており、今回ブラックモデルが追加。価格は9,500円前後だ。

  • Thermaltakeの「View 170 TG ARGB Black」。ピラーレスで内部の視認性が高い

  • サイド×2、リア×1に12cmファンが付属。トップには28cmラジエータが搭載可能だ