本製品最大の特徴はiPhoneのLightningコネクタに挿して使用できること。撮影した写真はInsta360 ONE内のmicroSDカードと、iPhone本体に同時に保存されます。そのためほかの360度カメラのように、撮影後スマホに画像を転送することなく、すぐSNSに投稿可能です。動画についても有線接続されているおかげで、約10秒の4K動画の共有(エクスポートとアップロードが自動で行なわれます)にかかる時間は約24秒程度です。

Bluetoothで遠隔撮影もOK

Insta360 ONEはLightning接続以外にも、単体での撮影、Bluetooth接続した遠隔撮影に対応しています。用途に応じて異なる撮影方法を選べるわけです。

iPhoneに直接接続しているからこそ、撮影した360度写真、動画を素早くSNSなどに投稿できます

単体で撮影するときは、カメラケースを逆に装着すると、ちょうどいい持ち手になります

カメラケースに収納すれば、デリケートなレンズ部分を保護できます

ホーム画面などで右下のカメラアイコンをタップし、シャッターボタン左のBluetoothアイコンをタップすれば、ワイヤレス撮影モードに入れます。暗所などシャッタースピードが遅くなる状況で手ぶれを防ぎたいときに便利な機能です。ただし、Bluetooth接続している関係上、帯域が不足しているため(転送速度が遅いため)プレビュー映像は表示されません

なおLightning端子を備えたInsta360 ONEは当然iOS端末専用ですが、Android用も開発中とのことです。

本体前面。2400万画素の超広角(210度)カメラが搭載されています。右にあるのはLEDインジケーターです

もちろん背面にもカメラとLEDインジケーターが配置されています

本体上面。マイクと電源ボタンが用意されています。電源ボタンは単体利用時にシャッターボタンとしても機能します。ちなみにTHETA Vは4chマイクによる360°空間音声記録に対応していますが。Insta360 ONEのマイクはモノラル仕様です

本体下面。microUSB端子(メス)と、スライドスイッチ、Lightning端子(オス)が配置されています

右側面にはスピーカーを用意

左側面にはmicroSDカードスロットと、三脚などに取り付けるための標準1/4ボルト穴が設けられています

従来モデルの「Insta360 Nano」はiPhoneと密着する形状でしたが、Insta360 ONEは少し飛び出たLightning端子のみで接続するのでケースを装着したままでも使用可能です