オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは11日、新製品発表会を開催し、パイオニアブランドの密閉型スポーツイヤホンを披露した。ラインナップは本格スポーツ向け「E7wireless」(SE-E7BT)と「E5」(SE-E5T)、ライトなスポーツ向け「CL5wireless」(SE-CL5BT)の3モデル。いずれも価格はオープン、SE-E7BTとSE-E5Tは10月上旬、SE-CL5BTは11月上旬の発売を予定している。

推定市場価格(税別)は下記のとおり。

  • SE-E7BT: 8,500円前後
  • SE-E5T: 3,500円前後
  • SE-CL5BT 4,500円前後

スポーツイヤホン3機種を発表

本格スポーツ向け2機種

SE-E7BTとSE-E5Tは、強磁力希土類マグネットを使用した9mmダイナミックドライバーや防水保護等級IPX4対応、カラーバリエーション(イエロー/グレー/レッド)など、ワイヤレス機能を除いた基本スペックが共通する。

本体部にボールジョイントを組み込む構造により、耳の形状や耳穴の角度にあわせて調整でき激しい動きでも外れにくい自社特許技術「3D Active Fit」を採用し、フィット感を向上。人間工学に基づき設計されたイヤーフックに、弾性あるエラストマー素材を使うことで、長時間の利用時も快適な装着感と安定性を実現するという。

本格スポーツ向けワイヤレスモデル「E7wireless」(SE-E7BT)

イヤーフックを装着した状態の「E7wireless」。イヤーフックはセキュアイヤーフィンに交換可能

ワイヤレスモデルのSE-E7BTは、コーデックとしてSBC、AACのほかaptXに対応。ネイン社と共同開発中のアプリ「Aplay」もサポートし、天気やニュース、メールなどのテキスト情報をスポーツ中でも音声で入手できる。当初はAndroidのみのサポートだが、Aplay自体は今後iOSもサポートする予定との計画が質疑応答で明かされた。

SE-E7BTは充電式リチウムイオン電池により、約1.5時間の充電で最大7.5時間の連続再生が可能。S/M/Lサイズのシリコン製イヤチップ、イヤーフックと交換可能なセキュアイヤーフィン、マイクロUSBケーブルとキャリングポーチが付属する。ワイヤードモデルのSE-E5Tにも、マイクロUSBケーブル以外のアクセサリが同梱される。

本格スポーツ向けのワイヤードモデル「E5」(SE-E5T)

ライトなスポーツ向けも

SE-CL5BTは、通勤・通学から軽いスポーツまで幅広く使えることを目指したモデル。ケーブルには再生/停止などの操作が可能なリモコンのほか、服やバッグに固定しやすいクリップを装備している。防水保護等級はIPX4に準拠し、運動中の急な雨や汗を気にすることなく利用できる。ドライバーは9.2mm径のダイナミック型を採用、対応コーデックはSBCのみ。カラーバリエーションはレッドとグレー、ホワイトの3色だ。SE-E7BT同様、Android用AIアプリ「Aplay」もサポートする。

軽いスポーツモデルの「CL5wireless」(SE-CL5BT)。服やバッグなどに固定しやすいクリップを装備している

発表会が開催された東京・原宿のゴールドジムからは、ビルダー5名が登壇。「音楽はトレーニング前に気持ちを盛り上げるために必要。ワイヤレスタイプは初めて使ったが、その機能性の高さを実感した」などとスポーツ用途でのメリットを語っていた。現在オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンでは、ゴールドジムとのコラボレーション企画を進めており、後日詳細が明かされるとのことだ。

ゴールドジムからはTHINKフィットネス・フィットネスプロダクト事業部の佐藤貴規氏が登壇。ボディビルダーとして著名な存在だ

オンキヨー&パイオニアイノベーションズの宮城社長と、ゲストとして登壇したゴールドジム所属のビルダー