Duet Displayでモバイル環境ながら、デュアルディスプレイ環境を実現することができました。非常に快適な2枚画面環境の実現に、iPad Proを12.9インチで揃えた方が良かったのではないか、というアイディアも頭をよぎりました。

ところが、実際に使っていると、「やっぱり10.5インチを選んでおいて良かった」というところに落ち着きました。

筆者がMacで原稿を書くとき、基本的にはUlyssesを全画面表示し、隣のスペースにはSafariとメモを分割で表示している画面が控えています。「原稿執筆」画面と、「情報検索とメモ作成」画面が用意されており、基本的にはこの2つのスペースを行き来しながら作業しています。

ワークフローとしては、情報検索とメモ作成の画面でアイディアをまとめ、原稿執筆画面に移って書き進める、という流れです。できるだけ原稿執筆画面から他の画面に切り替えないようにすることで、アイディアがまとまって頭の中にあるうちにテキストにしてしまおう、という作戦を採っているのです。

それ以外には、カレンダーとリマインダーを分割で束ねた画面がある以外は、1つのデスクトップにメールやTwitterなどのアプリが散らばっている状態が基本的な環境です。2枚目のディスプレイを考えない前提でのデスクトップ構成、というわけです。

ここで、Mac上の2枚目のディスプレイを設定する場合、おそらく原稿執筆を正面のMacのメインディスプレイに表示し、Safariとメモをセカンドディスプレイに配置する、というのが妥当な線です。

ただ、2つのアプリを表示させるにはiPad標準の解像度では狭すぎるのです。おそらく、21インチぐらいの4Kディスプレイを用意して、そちらにメインの原稿画面、Mac本体にSafariとメモの画面分割、ぐらいがちょうど良いのだと思われます。