ブラザー販売は7日、A4対応インクジェット複合機のエントリーモデル「DCP-J572N」を発表した。10月10日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は14,880円(税別)。

DCP-J572N

プリント / スキャナ / コピー機能を搭載するA4対応インクジェットプリンタ。エントリーからミドルレンジまでをターゲットにしており、機能を必要最低限に絞り込むことで価格を抑えている。

インクカートリッジは新型の大容量インク「LC3111」シリーズで、ブラック / シアン / マゼンタ / イエロー独立型を使用。大容量インクタンクの採用により、インク交換の手間を省き、印刷コストを抑えた。印刷コストはA4カラー文書で約8.4円/枚。写真画質の向上も図られており、富士フイルムの写真紙「画彩 写真仕上げPro」との連携を強化。専用カラー設定により色域を拡大し、画質を向上させている。

スマートフォンが生活の中心となっている層に向けて、スマートフォン用アプリも強化された。「iPSプラグイン」により、名刺や光学メディアのレーベル印刷が可能になり、年賀状印刷アプリの通年化も実施。喪中ハガキやダイレクトメールなどをいつでも作成できるようになった。アプリの提供予定は2018年初頭を予定。

このほか、印刷コンテンツも充実させた。10月には「ウルトラマン」や「かいけつぞろり」などの素材を集めた「プレミアムコンテンツ」も用意される。

プリント解像度は最大6,000×1200dpiで、印刷速度はカラー6ipm / モノクロ12ipm。標準で両面印刷に対応する。給紙容量は最大100枚で、手差しトレイも装備。スキャン解像度は最大1,200×600dpi。操作用に2.7型タッチパネル液晶を備える。

インタフェースはIEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。SDメモリーカードスロットも装備する。本体サイズはW400×D341×H151mm、重量は約7.1kg。対応OSはWindows 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、OS X 10.10.5以降。