キヤノンは31日、6色ハイブリッドインクを採用する、A4カラーインクジェット複合機のハイエンドモデル「TS8130」を、同社製プリンタ「PIXUS」新製品として発表した。ブラック / レッド / ホワイトの3色を用意。9月22日より発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は30,000円前後(税別)。

TS8130 ブラック

TS8130 レッド

TS8130 ホワイト

「TS8130」は、染料ブラック / 顔料ブラック / シアン / マゼンタ / イエロー / フォトブルーで構成される、6色独立インク搭載の複合機上位モデル。今回採用される新6色インクは、光沢紙における発色性能が向上しており、新色のフォトブルーにより青色や白色領域の粒状感を低減。全階調での画像安定性が向上している。

ランニングコストは、L判フチなしで約19.4円。印刷速度はL判写真で約18秒。A4サイズの場合、写真で約41秒、普通紙カラーで約10.0ipm、普通紙モノクロで約15.0ipm。自動両面印刷にも対応する。

最高解像度は4,800×1,200dpi。各色のノズル数は、シアンとマゼンタが各1,536ノズル、イエローが512ノズル、染料ブラック / 顔料ブラック / フォトブルーが各1,024ノズル。給紙容量は、後トレイとカセットに100枚までの用紙をセット可能で、ハガキは後トレイにのみ40枚をセットしておける。12cmメディアへの印刷機能も搭載。

操作用に4.3型のタッチパネル液晶を装備し、インタフェースはIEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。新たにBluetooth接続にも対応し、SDメモリーカードスロットも備える。スキャン解像度は最大2,400dpi。本体サイズはW372×D324×H139mm、重量は約6.5kg。