タイガー魔法瓶は8月23日、業界初の蒸気プレス方式を採用した「コーヒーメーカー ACQ-X020」(以下、ACQ-X020)を発表した。発売は9月11日で、価格はオープン。推定市場価格は税別19,800円となる。

ACQ-X020

タイガーでは「五感に響きわたる、おいしさと上質感を。」というテーマのもと、美味しさ、デザイン、音、操作性などを妥協なく追求したブランド「GRAND X」シリーズを展開。ACQ-X020はコーヒーメーカーとして初めてGRAND Xシリーズにラインナップする。

近年のコーヒーメーカー市場では、豆にこだわり、プロが1杯ずつ丁寧に抽出した少しリッチなコーヒーを楽しむサードウェーブがトレンドになっており、プロが淹れるような個性的なコーヒーを家庭でいかに楽しむかに着目した製品が増えてきている。

ACQ-X020はこういった流れに乗る製品であり、3段階の抽湯温度(85℃、90℃、95℃)と、5段階の浸し時間(30秒、45秒、60秒、75秒、90秒)を自由に組み合わせられる。

例えば、抽湯温度を低くして浸し時間を短く設定すれば、フルーティな酸味とスッキリ感が強調され、逆に抽湯温度を高くして浸し時間を長く設定すれば、コクが深くなって苦味が増す。気分やシチュエーションに合わせて調整を行うことで、1種類の豆から15通りのテイストが楽しめる。

1種類の豆から15通りのテイストが楽しめる

抽出方法には、独自の「Tiger Press」方式を採用。一定時間コーヒー粉にお湯を浸した後に、蒸気圧を掛けて押し出す業界初の仕様であり、コーヒー豆の旨み成分を充分に抽出して、本格的な味わいを実現する。

Tiger Press方式

操作部の表示要素は必要最小限にしぼり、凹凸は排除したタッチパネルを採用。全体的にコンパクトな設計となっている。

1回あたりの抽出量は4段階から選べる。アイス用の「60mL」、1人用の「120mL」、マグカップ用の「180mL」、2人用の「240mL」で、タッチパネルで選択する。

このほか、蒸気プレス方式の圧力をしっかり受け止める丈夫なふたユニット、着脱して分解できるお手入れもしやすいシリンダー、目盛り付きの着脱式見ずタンク、カップの大きさに合わせて3段階に高さを調節できるトレイ、コーヒー豆のおいしさと香りを引き出すチタンコートメッシュフィルターなどを採用。スイッチの切り忘れ防止用のオートオフ機能や、内部パイプのお手入れ用のクリーニング機能なども備える。

本体サイズはW226×D199×H298mm、重量は約3.1kg。満水容量は0.54Lで、本体カラーはフロストホワイト(WF)の一色。