電源は入らないのに、なぜか捨てられない。昔使っていた携帯に残る、懐かしい写真たちが蘇るかもしれない。KDDIは8月以降、過去に使用していた携帯電話を充電・再起動し、思い出の写真をプリントする無料イベント「おもいでケータイ再起動」を、全国のKDDI直営店で順次開催する。

第1回は、愛知県・名古屋のau NAGOYAにて。期間は8月18日から8月20日まで、各日12時30分から18時にかけて開催する。申し込み必須ではないが、事前に申し込んだユーザーには「モバイル扇風機」をプレゼントし、優先的に案内を行う。事前申込期間は7月27日から8月13日まで。

au NAGOYA

本イベントでは、au以外の携帯電話(NTTドコモ、ソフトバンク)も対象機種に含まれていれば、復活させることができる。KDDI直営店に、電池ごとに最適な充電を行う専用機器「バッテリーテスター」を設置し、充電不可となった携帯電話を充電・再起動させる。再起動した携帯電話に保存されている写真をプリントし、専用フォトフレームに入れて贈呈する。

バッテリーテスター

KDDIがデジタル情報マガジン「TIME&SPACE」の読者500人を対象に、「おもいでケータイ 携帯電話に関するアンケート」を実施した結果、90%の人が「昔使っていた携帯電話をまだ持っている」と回答。まだ持っている理由として最も回答が多かったのは、「写真やメールが残っているから」(43%)だった。また、昔使っていた携帯の電源がまだ入ると答えたのは43%、入らないと答えた人は31%と、電源が入らないがまだ持っている人もいた。

筆者もそうだが、たとえ見ずとも何となく昔の携帯電話を取ってある人は多いのでは

電源は入らないが、なんとなく昔の携帯を持っている人にとって、今回のイベントは朗報かもしれない。なお、各直営店に行くことが難しい人のために、auスタッフがバッテリーテスターを持って自宅に訪問する「かけつけ対応」も行う。同サービスは、事前の申し込みが必須。申し込み期間は8月13日までで、サービスを提供するユーザーは抽選のうえ決定される。