アルプスシステム インテグレーション(ALSI)は7月28日、期間レンタル型の「IoT FastKit」を同日より提供開始すると発表した。

同社ではこれまで、製造流通ソリューション、セキュリティソリューション、ファームウェア開発ソリューションの3事業を柱に展開していたが、2016年4月より新たなビジネス領域としてIoTの取り組みを開始している。

LSIが提供するIoTソリューションの提供イメージ

今回提供を開始するIoT FastKitは、アルプス電気のセンサネットワークモジュールを活用した「期間レンタル型」のスターターパック。利用シーンを想定した「シナリオ」と呼ばれる管理画面機能と、データを取得することができる「センサ」や、「IoT Gateway」などの機器・サービス一式が含まれ、申し込み時にヒアリングシートに記載した内容から、シーンに応じた設定がセットアップされた状態で届く。

管理画面のイメージ

シナリオにはデータ表示機能(リアルタイム、過去)、アラート機能(表示、メール)、データダウンロード機能などを搭載しており、設定を変更しながらデータを収集する事が可能。ユーザーは環境構築作業から開放され、本来の目的であるデータ収集と分析作業に集中できる、と同社は説明している。

なお、価格は、センサ(4個+予備1個)、IoTゲートウェイ、SIM、2ヶ月間のクラウド利用料を含めて19万8,000円(税別)。