東北大学、日立ハイテクノロジーズ、NSD、東北大学ベンチャーパートナーズおよび七十七キャピタルは7月20日、脳科学の産業応用事業を行う「NeU(ニュー)」を8月1日に設立すると発表した。

近年、高齢化が世界的に進み健康寿命の維持・伸長、健やかなメンタルヘルスの維持などの観点から、脳科学の発展が期待されている。

そうした状況を踏まえ、東北大の認知脳科学の知見と日立ハイテクノロジーズが開発した日常生活の中で簡単に脳血流量変化が計測できる携帯型脳活動計測技術を軸に、脳科学の産業応用事業を行う同社の設立にいたったという。今後、脳活動を可視化することにより個人に合った認知トレーニングを提供するなど新たなソリューション創生を推進していくとしている。

新会社の概要

また、将来的には、脳活動計測データと他のヒューマンセンシングデータや生活データを一元管理するプラットフォームをNSDと開発し、さまざまなパートナー企業との連携を図りながら脳科学を活用してQOL(クオリティオブライフ)向上に貢献していく考えだ。