コネクテッドホーム試験室では、実際に外部から届く攻撃を可視化して見られるようになっている。その様子から分かるのは、一般的な家庭でも、IoT機器が一台でも感染すれば、常に世界中からアタックされ続けてしまうことだ。
今回はデモンストレーションとして、学生が攻撃者にふんし、ルータ経由で試験室の家電にアクセス。遠隔操作でロボット掃除機を操縦不能にしたり、照明をオンオフしたりを見せた。
照明のオンオフのような単純な命令であれば比較的簡単に解析できるため、今回のデモンストレーション用のプログラムも、学生が2日程度で作ったという。レコーダーをハッキングして録画内容を削除したり、勝手に録画したりといったプログラムは、もう少し複雑な処理が必要で、準備にも時間がかかるそうだ。