開発キットの提供でMoto Mods開発者を拡大

その後もモトローラはMoto Modsの拡大に力を入れいているようだ。日本でも、今年3月には車載用のMoto Mods「Incipio Vehicle Dock」を発表。6月20日に実施された発表会ではMoto Z Playの後継機種「Moto Z2 Play」の国内販売を発表したのと同時に、大容量のバッテリーを搭載した「Turbo Powerパック」や、ワイヤレス充電を可能にする「ワイヤレス充電キャップ」などのMoto Modsを販売することも発表している。

「Moto Z2 Play」の発表に合わせて、ワイヤレス充電が可能になる「ワイヤレス充電キャップ」などの新しいMoto Modsも発表された

だが従来、Moto Modsはモトローラや一部のサードパーティーのみが開発するにとどまっていたことから、Moto Modsの数や種類を増やすには限界があった。そこでモトローラは、Moto Modsの拡大に向けて新たな手を打ってきたようだ。それは、Moto Modsを開発しやすくするための開発キットを提供することだ。

モトローラはMoto Modsの開発キットを提供することで、Moto Modsを開発しやすくする環境を作り上げるようだ

Moto Modsはハードウェアを開発する必要があることから、ソフトウェアと比べると開発のハードルが高い。そこで同社では、Moto Modsとしての動作に必要となる基盤やチップなどをまとめたものを開発キットとして販売しているとのこと。従来このキットは海外でしか購入できなかったが、今後日本でも購入できるようになるとのことだ。ちなみにこのキットはモトローラの社内でも使われているものでもあるという。

また同社では、日本語のドキュメントを用意することを考えているほか、Moto Modsのハッカソンやアイデアソンを日本でも実施することも発表。日本でもMoto Modsの開発を積極的に支援し、開発者の機運を盛り上げることでMoto Modsを広げていきたい考えのようだ。