モトローラは20日、SIMフリースマートフォン「Moto Z2 Play」を発表した。価格は53,800円(税抜、以下同)で、6月29日から発売する。また、スマートフォン本体に装着して使用する拡張モジュール「Moto Mods」の新製品もあわせて発表された。本稿では、都内で開催された記者発表会の模様をお伝えする。

モトローラは20日、SIMフリー端末「Moto Z2 Play」を発表。価格は53,800円で、6月29日から販売を開始する

Moto Z2 Playの概要

Moto Z2 PlayはMoto Z Playの後継機で、CPUをSnapdragon 626(2.2GHz/オクタコア)に、内蔵メモリを4GBに強化した。本体はオールメタル一体化成形デザインを採用し、前機種と比べて厚みは1mm薄くなり、重さは20g軽くなっている。ディスプレイは、5.5インチのフルHD(1920×1080ピクセル)AMOLEDを搭載。メインカメラには1200万画素、f/1.7の明るいレンズを備えており、次世代レーザー・オートフォーカスとデュアル・ピクセル・オートフォーカス技術の併用により暗所での撮影にも強い。

5.5インチのMoto Z2 Play。サイズは約H156.2×W76.2×D5.99mm、重量は約145g。ルナグレー、ファインゴールド、ニンバスの3色で展開する

バッテリー容量は3,000mAhで、約15分の充電で最長8時間の駆動が可能な15W Turbo Power充電器を同梱する。インタフェースはUSB Type-C。このほか指紋認証に対応、4KウルトラHD動画録画(フレームレート:30fps)に対応。デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)も利用できる。

手首をひねってカメラ起動、振り下ろしてライト点灯といったMotoアクションが利用可能

前機種と同様に、手首をひねってカメラ起動、振り下ろしてライト点灯といったMotoアクションが利用できる。これに加えて、夜間になると自動的に温かいトーンに画面を調節する「ナイトディスプレイ(夜間表示)」機能が新たに利用可能になった。

夜間になると自動的に温かいトーンに画面を調節する「ナイトディスプレイ(夜間表示)」機能が利用可能になった

新Moto Modsが追加

このほかMoto Zファミリー向けの拡張モジュール「Moto Mods」の新製品として、「Turbo Powerパック」(9,800円)、「ワイヤレス充電キャップ」(4,680円)も追加された。

Turbo Powerパックは3,490mAhの専用モバイルバッテリー。Moto Zシリーズに装着することでバッテリーライフを1日近く延長することができる。特に端末のバッテリーが減少しているときには、最大15Wで急速充電が可能。スマートフォンの電池残量を常に8割程度に保って電池を長持ちさせる「効率駆動モード」も選べる。

3,490mAhの専用モバイルバッテリー「Turbo Powerパック」

スマートフォンの電池残量を常に8割程度に保って電池を長持ちさせる「効率駆動モード」も選べる

ワイヤレス充電キャップは、背面カバーにワイヤレス充電機能を備えたもの。対応する市販のワイヤレスチャージャーに置くと、最大10Wでワイヤレス充電できる。キャッツアイ、グレー、フラワーデジの3色で展開する。

Moto Zに装着するだけで、ワイヤレス充電が可能になる背面カバー「ワイヤレス充電キャップ」。充電規格Qiに対応している