デュアルピクセルCMOS AFによる快適ライブビュー

EOS Kiss X9iの連写性能は最高6コマ/秒。連続撮影可能コマ数はRAWで27枚、RAW+JPEGで23枚となっている。前モデル・EOS Kiss X8iの連写速度は最高5コマ/秒で、連続撮影可能コマ数はRAWで8枚、RAW+JPEGで6枚だったことを考えれば、これも大きな進化といえる。

ドライブモードでは、最高6コマ/秒の高速連写のほか、低速連写やセルフタイマーが選べる

外装はツヤ消しブラックの樹脂素材。レンズマウントはキヤノンEFマウントで、EFレンズやEF-Sレンズが使用できる

さらにライブビューと動画性能も向上した。ライブビューや動画撮影時のAFには、独自技術「デュアルピクセルCMOS AF」を採用。前モデル・EOS Kiss X8iもライブビュー時のAFは決して遅くなく、むしろ他社に比べて高速と呼べるレベルだったが、それがさらにスピードアップし、ライブビュー撮影の実用性が一段と高まった印象を受ける。

このようにAFと連写、ライブビュー関連については、ミドルクラス機に肉薄しており、入門者向け一眼レフとしては非常に豪華な内容といっていい。実写では、動き回る被写体に対してもしっかりと追従するAF性能と、ストレスのない連写性能を体感できた。

もちろん、搭載しているイメージセンサーやAFセンサーが同等だからといって、中級機のEOS 80Dと同じように使えるわけではない。ファインダー性能や最高シャッター速度、同調速度などには差があるし、操作性に関してもターゲットユーザーに応じた違いがある。EOS 80Dはボタンやダイヤルの数が多く、細かい設定に素早くアクセスできるように配慮されているのに対し、EOS Kiss X9iは取っ付きやすさや親しみやすさを重視し、その操作部は比較的シンプルな構成になっている。

バリアングル液晶によって、ロー/ハイポジションでのライブビュー撮影や動画撮影がスムーズに行える

ファインダーには視野率約95%、倍率約0.82倍のペンタダハミラーを搭載。エントリー向け一眼レフとしては標準的な仕様だ

ボディ背面にはWi-Fiボタンを新装備。Bluetoothを利用したスマホと常時接続や、Bluetooth接続の新リモコン「BR-E1」も使用できる