ラトックシステムは28日、Raspberry Pi搭載ネットワークオーディトランスポート「RAL-NWT01」および、Raspberry Piオーディオ機器組み込み用のマザーボード「RAL-KCM3MB01」を発表した。いずれも6月上旬に出荷開始。

RAL-NWT01

RAL-NWT01

RAL-NWT01は、Raspberry Piを搭載したネットワークオーディオトランスポート。メインユニットに、4コアの「ARM Cortex-A53」を搭載した「Raspberry Pi Compute Module 3」を採用する。また、Raspberry Piに馴染みのないユーザーでも使いやすいよう、microSDカードにOS(Raspbian)をプリインストール。通常、コマンド入力が必要なシステムの起動/終了動作を、本体の電源スイッチボタンで行える。

インタフェースはHDMIポート×1、USBポート×4、LANポート×1に加え、ファームウェア更新専用ポートも備える。直販価格は税込59,800円。

本体背面

RAL-KCM3MB01

RAL-KCM3MB01

RAL-KCM3MB01は、「Raspberry Pi Compute Module 3/ 3 Lite」に対応した組込用マザーボード。金属製ケースに組み込むことで、ノイズを抑えた音楽再生機器などとして利用できる。価格はオープン。

本体にはRaspberry Pi 3互換の「LAN9514」チップを採用し、LANポートやHDMIポート、USBポートなどを搭載。また、OS起動用のmicro SDカード専用スロットを側面に備え、直接アクセスできる仕様となっている。

両製品は、4月29日・30日の2日間、東京・中野区で開催される「春のヘッドフォン祭 2017」でも展示される予定。