ヤマハは4月19日、オブジェクトオーディオ、ハイレゾ再生、HDRに対応したAVレシーバー「RX-V583」を発表した。発売は5月下旬。価格は税別72,000円。

RX-V583

RX-V583は、オブジェクトオーディオのDolby AtmosやDTS:Xに対応したAVレシーバー。5.1.2chのスピーカー構成が可能で、上からの音を鳴らすためのプレゼンススピーカーは、フロントスピーカー上方の壁に設置する「フロントハイト」、天井に設置する「オーバーヘッド」、フロントスピーカーの上に設置し天井に音を反射させる「イネーブルドスピーカー」の3種類から選択できる。

パワーアンプはフルディスクリート構成で、実用最大出力は135W。DSPデバイスは上位機種「AVENTAGE」シリーズと共通で、ヤマハ独自の音場創生技術「シネマDSP」に対応。仮想のプレゼンススピーカーを生成する「バーチャル・プレゼンススピーカー」のほか、セリフの位置と音量を単独で調整できる機能「ダイアログリフト&レベル調整」を搭載する。

DACチップはバーブラウン製で、DSD 5.6MHzやPCM 192kHz/24bit(AIFF、WAV、FLAC)に対応する。スマートフォン・タブレット向けの操作アプリ「AV CONTROLLER」も利用できる。

Wi-FiやBluetoothを内蔵。ヤマハのワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」をサポートし、対応機器同士で音楽の共有やリンク再生が行える。Spotifyのアプリから音楽をかけられる「Spotify Connect」にも対応している。

背面端子

HDMI端子は、4入力/1出力を装備。すべてのHDMI入力がHDCP 2.2、BT.2020、4K/60p 4:4:4に対応している。HDRは、Dolby VisionやHLGにも対応。テレビと本機をHDMIケーブル1本でつなぐARCもサポートしている。

HDMI以外の出入力端子は、ステレオRCA入力×3、ステレオミニ入力×1、光デジタル入力×1、同軸デジタル入力×2、コンポジット×3、サブウーファー出力×2、ヘッドホン出力×1、USB×1、有線LAN×1をなどを装備。サイズと重量はW435×D327×H161mm / 8.1kg。

同時に、5ch対応でDolby AtmosやDTS:Xをサポートしない「RX-V483」と、同じく5ch構成でWi-Fi非対応の「RX-V383」も発売する。価格はRX-V483が61,000円、RX-V383が48,000円(いずれも税別)。

RX-V483

RX-V383