米NVIDIAは4月6日(現地時間)、同社製GPUの新モデルとして、Pascalアーキテクチャベースの「NVIDIA TITAN Xp」を発表した。すでに直販サイトで販売を開始し、北米への出荷が可能となっている。価格は前モデルの「TITAN X」と同じ1,200ドル。

従来モデル「TITAN X」では、3,584基のCUDAコアだったが「TITAN Xp」では、GP102コアのフルスペックとなる3,840基を搭載。また、ベースクロックは不明ながら、ブーストクロックも「TITAN X」の1,531MHzから1,582MHzに強化。さらにメモリスピードも10Gbpsから11.4Gbpsに高速化、メモリ帯域幅は480GB/sから547.7GB/sとなった。

スペックの強化に伴い、演算性能は11TFLOPsから12TFLOPsと向上している。一方、TDPは250Wで従来と変わらず、補助電源コネクタは8ピン×1+6ピン×1のままだ。

製品名 TITAN Xp TITAN X GeForce GTX 1080 Ti GeForce GTX 1080
GPUコア GP102(?) GP102 GP102 GP104
CUDAコア数 3,840基 3,584基 3,584基 2,560基
GPC 6(?) 6 6 4
SM 30(?) 28 28 20
ベースクロック - 1417MHz 1480MHz 1607MHz
ブーストクロック 1582MHz 1531MHz 1582MHz 1722MHz
メモリインタフェース 384bit GDDR5X 384bit GDDR5X 352bit GDDR5X 256bit GDDR5X
メモリ容量 12GB 12GB 11GB 8GB
メモリスピード 11.4Gbps 10Gbps 11Gbps 10Gbps
LLC 3,072KB(?) 3,072KB 2,816KB 2,048KB
TDP 250W 250W 250W 180W
補助電源コネクタ 8ピン+6ピン 8ピン+6ピン 8ピン+6ピン 8ピン