LGエレクトロニクス・ジャパンは16日、4K液晶テレビの2017年モデルとして、ハイエンドシリーズ「SJ8500」など全4シリーズ10モデルを発表した。4月上旬から発売し、価格はオープン。推定市場価格(以下すべて税別)は、43V型で150,000円前後から。

SJ8500

SJ8500

「SJ8500」シリーズは、4K液晶テレビの最上位ライン。65V型 / 60V型 / 55V型の3モデルを用意。推定市場価格は、65V型が350,000円前後、60V型が320,000円前後、55V型が260,000円前後。

液晶パネルには10億色表示が可能な10bit「IPS 4K」液晶パネル(3,840×2,160ドット)を搭載。カラーフィルターの上に1nmの粒子を敷きつめるナノ技術「Tru Nano Display」を導入しており、繊細かつ自然な色合いを再現するという。斜めから視聴するときの色再現性も向上。音響面では、10W×4のスピーカーを内蔵し、harman/kardonと共同開発した高音質サウンド技術を搭載している。

HDR規格は「ドルビービジョン」に対応。独自技術「Active HDR」とあわせて、映像に備わった明暗情報や色彩情報を引き出し、本来mの輝き、明るさ、色彩を再現するとしている。色彩面には「True Color Accuracy」技術を導入し、映像の持つ正しい色を表現する。視野角は上下左右とも178度。画質エンジンは「Color Master Engine」で、4倍速相当の倍速機能を搭載。

そのほか、黒を引き締める「Local Dimming」機能、人間の視覚特性に近づける高輝度補正技術なども搭載。OSには「webOS 3.5」を採用し、スマートTVとしても利用可能。多彩なコンテンツを自由に行き来できる。

チューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×2基を内蔵。インタフェースとしては、USB 3.0×1、USB 2.0×2、有線LAN、Wi-Fiなどを備え、USB HDDへの録画機能も持つ。映像入力インタフェースはHDMI×4、コンポーネントビデオ×1。

本体サイズは65V型が約1,452×D285×H891mm、重量は28.6kg(スタンドあり)、60V型が約1,338×D285×H827mm、重量は23.7kg(スタンドあり)、55V型が約1,229×D245×H763mm、重量は19.6kg(スタンドあり)。

SJ8000

「SJ8000」シリーズは、内蔵スピーカーが20W×2基のモデル。55V型と49V型のモデルを用意。推定市場価格は、55V型が230,000円前後、49V型が210,000円前後。

基本仕様や機能は「SJ8500」シリーズとほぼ共通。本体サイズは55V型が約1,236×D247×H774mm、重量は16.7kg(スタンドあり)、49V型が約1,100×D247×H699mm、重量は14.1kg(スタンドあり)。

UJ7500

UJ7500は、いくつかの機能を省略して低価格化を図った43V型モデル。推定市場価格は170,000円前後(税別)。液晶パネルは10bitのものではなく、倍速機能は2倍速。USBポートも2基までとなっている。harman/kardonと共同開発した高音質サウンド技術は持たない。

本体サイズは約968×D213×H629mm、重量は11.4kg(スタンドあり)。その他の仕様や機能は「SJ8000」シリーズとほぼ共通。

UJ6500

「UJ6500」シリーズは、上記のUJ7500をベースにしたモデル。60V型 / 55V型 / 49V型 / 43V型のモデルを用意。推定市場価格は、60V型が260,000円前後、55V型が210,000円前後、49V型が170,000円前後、43V型が150,000円前後。

HDR規格「ドルビービジョン」には非対応だが、「Active HDR」機能を搭載。映像内のメタデータ(明暗や色彩の情報)を活用することで、HDR映像を1フレームごとに処理し、オリジナルに近い明るさと色を再現する。

本体サイズは60V型が約1,345×D336×H835mm、重量は22.8g(スタンドあり)、55V型が約1,237×D772×H259mm、重量は17.4kg(スタンドあり)、49V型が約1,107×D259×H705mm、重量は12.7kg(スタンドあり)、43V型が約974×D235×H630mm、重量は10.5kg(スタンドあり)。

その他の仕様や機能は、「Tru Nano Display」が省略されている以外、「SJ7500」シリーズとほぼ共通。