パシフィックビジネスコンサルティングは2月20日、マイクロソフトの中堅・中小企業(SMB)向けERP「Microsoft Dynamics NAV 2017」の日本版、中国版、香港版、タイ版、ベトナム版を2017年4月より販売開始すると発表した。

同製品は、マイクロソフトが昨年10月にリリースしたDynamics NAV 2017(英語版)に、PBCが五カ国の商習慣に合わせた機能を追加し、各国の言語にローカライズして提供するものとなる。

「Dynamics NAV 2017」の主な特徴としては、Microsoftの機械学習の開発基盤(Cortana Intelligence Suite)に含まれるAzure Machine Learningを活用し、様々な業務の予測や分析が可能となった点がある。

また、Outlookの中でDynamics NAV2017の画面を起動し、顧客の与信情報の参照や、見積書・受注伝票の作成と送付ができるほか、マイクロソフトのレポーティングツールであるPower BIをDynamics NAV 2017の画面内に埋め込み、分析画面として活用するなど、システムを切り替えず、一連の業務を行うことができる。

価格は、言語が各50万円(日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、タイ語、ベトナム語モジュール)で、日本版は、日本対応機能のEssentials Versionが50万円、Extended Versionが150万円となっている。