動体から風景まで幅広い用途に対応できる

撮像素子には有効2,037万画素の4/3型Live MOS センサーを、画像処理エンジンには「TruePic VIII」を新搭載。新レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の高解像性能と相まって、被写体のディテールをくっきりと描く表現力を確認できた。

マイクロフォーサーズマウントを採用。ミラーレスカメラの中ではトップクラスの充実度を誇るマイクロフォーサーズレンズが使用できる

OM-D E-M1 Mark II、トータルとしては高機能を凝縮した本格ミラーレスとして充実した内容といっていい。気になるのは、ボディのみで実売20万円を超える価格だ。前モデル、OM-D E-M1の発売当初が約14万円だったことと比べて、財布への負担はそれなりにある。

とはいえ、ほかのカメラではあまり体験できない、手持ち4秒が可能な手ブレ補正や、AF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連写は価格に見合った満足感が得られるはず。動きの速いスポーツシーンのほか、アウトドアで撮る昆虫や動物、一瞬の表情を捉えたいポートレート、細部まで精密に記録したい風景撮影など幅広い用途に役立つだろう。

マニュアル F7.1 1/200秒 ISO200 WB:色温度7500K 焦点距離:100mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

マニュアル F4 1/125秒 ISO400 WB:色温度6000K 焦点距離:50mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

マニュアル F4 1/400秒 ISO3200 WB:オート 焦点距離:18mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

マニュアル F4 1/20秒 ISO800 WB:色温度4200K 焦点距離:16mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

マニュアル F5 1秒 ISO200 WB:晴天 焦点距離:12mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO