Deus Ex:Mankind Divided(グラフ7~18)

SQUARE ENIX http://www.jp.square-enix.com/deusex/

今回初投入のベンチマーク。Photo45にも名前が挙がっているので追加してみた。すでにSteamなどからダウンロードで購入できる。ベンチマーク手順であるが、起動するとまずメニューが出てくる(Photo56)。まずOptionを選ぶとDisplay Setting(Photo57)が表示され、さらにGraphics Options(Photo58)もある。具体的な設定は以下に示す通り。ただ、結果から言えば、RX 480もVery HighではなくHighにしたほうが良かったかもしれない。

Photo56:このあたりは同じSQUARE ENIXのThiefなどと同じ作り

Photo57:ここの設定はゲーム内でも可能だが、唯一DirectX 12の選択のみはここで行う必要がある(ゲーム内で設定を変更した場合、ゲームの再起動が必要になる)

Photo58:基本はPresetを変更するだけでOK

・Radeon RX 480 Display Option

  • Fullscreen:On
  • Exclusive fullscreen:Off
  • DirectX 12:On/Off(両方をテスト)
  • Display:Defaultのまま
  • Resolution:1920×1080/2560×1440/3200×1800/3840×2160
  • MSAA:4x
  • Refresh Rate:入力不可
  • Vsync:Off
  • Stereoscopic 3D:Off
  • Anti-aliasing:SSAA 4x(DirectX 12を選んだ場合のみ選択可能)

・Radeon RX 480 Graphics Option

  • Preset:Very High
  • その他のオプション:デフォルトのまま

・A10-7850K Display Option

  • Fullscreen:On
  • Exclusive fullscreen:Off
  • DirectX 12:On/Off(両方をテスト)
  • Display:Defaultのまま
  • Resolution:1280×720/1600×900/1920×1080
  • MSAA:Off
  • Refresh Rate:入力不可
  • Vsync:Off
  • Stereoscopic 3D:Off
  • Anti-aliasing:Off(DirectX 12を選んだ場合のみ選択可能)

・A10-7850K Graphics Option

  • Preset:Low
  • その他のオプション:デフォルトのまま

以上のパラメータを設定したら"OK"ボタンを押し、再びPhoto56に戻る。ここで今度は"Play Deus Ex: Mankind Divided"を選択するとゲームが開始される。実際のベンチマーク方法であるが、Main menu(Photo59)から"EXTRAS"を選ぶと"BENCHMARK"メニューが出てくる(Photo60)ので、これを実施すると自動的にベンチが開始され、終わると結果が表示される(Photo61)。

Photo59:ここでうっかりBenchmarkと間違えてBreachを選択するというミスを頻繁に……

Photo60:ベンチマークそのもののオプションは何も無い

Photo61:実行結果はこんな感じで画面に表示される。ログが取れない(ひょっとするとコマンドラインオプションがあるのかもしれないが、今回は発見できなかった)ので、これを手で記録する形

あとはゲーム内で設定を変えながら(Photo62,63)データを取る形だ。一応各解像度毎に3回ずつ測定を行い、平均フレームレートは3回の平均、最大は3回の中でもっとも大きいもの、最小は3回の中でもっとも小さなものを選んだ。

Photo62:Display Opitonはこちらで。DirectX 12のOn/Offは、先も書いたがこれを行うとゲームの再起動が必要になる

Photo63:普段はこれをいじる必要は無いと思うが、必要ならば設定可能

前書きが長くなったが、まずはRadeon RX 480の結果を。グラフ7~9がDirectX 11、グラフ10~12がDirectX 12における平均/最大/最小フレームレートである。先にVery Highでちょっと失敗したか、といったのは平均フレームレートではほとんど差が無い(特にDirectX 12では0.1fpsの差しかなく、1%にも満たない)からだ。

同様にA10-7850Kの結果がグラフ13~18で、こちらも平均フレームレートでの差は0.1fps程度。グラフ14でCrimson 16.9.2がSD解像度で妙に高いフレームレートを出しているのは、最小フレームレート(グラフ15)が極端に落ち込んでいる事の裏返しで、大体極端に低いフレームレートを出した次フレームレートが妙に高くなるというのはDeus Exに限らずよく見られる傾向である。

逆に言えばこうした暴れ方をしないで、落ち着いているCrimson ReLiveの方がマシということになる。性能差はほとんど確認出来なかったが、別にCrimson ReLiveでのデメリットは皆無ではないことは分かった。