今回の機材紹介

それでは実際にPhoto28で示された性能改善に加えて、Radeon Chillの効果を確認してみることにした。まずは性能改善の方である。表1に今回のテスト環境を示す。

■今回のテスト環境
CPU Intel Core i7-5930K AMD A10-7850K
M/B ASUS Z170-Deluxe(BIOS 2202) ASUS A88XM-A(BIOS 3001)
Memory Corsair CMK16GX4M2A2666C16(DDR4-2666 CL16 8GB)×4 Corsair CMZ16GX3M2A2133C10(DDR4-2133 CL10 8GB)×2
Video AMD Radeon RX 480 8GB Reference 内蔵GPU
GPUドライバ Crimson 16.11.4
Crimson Live 16.12-Nov22
Crimson 16.9.2
Crimson Live 16.12-Nov22
Storage Intel SSD 600p 256GB(M.2/PCIe 3.0 x4) + WD WD20EARS 2TB SanDisk SDSSA-240G 240(SATA3) + WD WD20EARS 2TB
OS Windows 10 Pro 64bit 日本語版 Version 1607 Build 14393.447

Radeon RX 480と、A10-7850Kの内蔵GPUの両方でのテストを行った。とはいえ、性能が違いすぎるのでベンチマークの環境は異なっている。ドライバとしては、まずRX 480の方は11月28日にCrimson 16.11.5 HotFixがリリースされたが、ベンチマーク開始時点では最新だったCrimson 16.11.4を利用して、これとCrimson ReLiveを比較している。またA10-7850Kの方は現時点でもCrimson 16.9.2が最新なので、これとの比較になる。

それ以外のドライバはすべてWindows 10のInboxを利用した(Z170-Deluxeの方はM.2 PCIe x4 SSDのロードにIntelのRapid Storage Driverを入れている)。ブートドライブはSSDで、これとは別にSteamのLibraryの格納のためにWDの2GB HDDを利用している。なお、グラフでは

  • Core i7-6700K+Radeon RX 480+Crimson 16.11.4 : Crimson 16.11.4
  • Core i7-6700K+Radeon RX 480+Crimson ReLive : Crimson ReLive

と表記する。同様に

  • A10-7850K+Radeon RX 480+Crimson 16.9.2 : Crimson 16.9.2
  • A10-7850K+Radeon RX 480+Crimson ReLive : Crimson ReLive

と表記する(Core i7-6700KとA10-7850Kの結果が一緒に出てくるグラフは一つもない)。