ネットギアジャパンは11月17日、都内で記者会見を開き、トライバンド・ホームWi-Fiシステム「Orbi(オービ)」(型番:RBK50-100JPS)を12月22日から国内で販売開始すると発表した。価格はルータとサテライト(中継機)をセットにしたスタンダードキットで4万5800円。12月22日までAmazon.co.jpで先行予約を受け付けており、12月15日までであれば割引きクーポンの適用が可能なため、5000円引きで購入することが可能だ。
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「Orbi(オービ)」 |
OrbiはルータとWi-Fiの電波を中継するサテライトで構成されるが、ペアリング済みの状態で出荷されるため、ユーザーは箱から取り出した後は電源を入れ、Webブラウザを経由してセットアップ画面を開き、インターネットサービスプロバイダのアカウント名・パスワードを入力するだけで利用開始できるようになる。また、近日中にスマートフォン用アプリの提供を開始する予定としている。
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米NETGEARのSandeep Harpalani氏 |
Orbiの説明を行った米NETGEARのSandeep Harpalani氏は「ルータとサテライトの間は、中継専用の5GHz帯(1733Mbps)を、Wi-Fiデバイスの接続用の2.4GHz帯と5GHz帯とは独立した形で用意。これにより、Wi-Fiデバイスへの通信と中継機の接続バンドが同じであった従来のソリューションでは、Wi-Fiデバイスの増加に伴い通信速度が遅くなるという課題を解決することに成功した。これまではカバレッジを最大にするかパフォーマンスを最大にするかのどちらか一方を選ぶ必要があったが、その両方に対応することができるようになった」とOrbiの優位性を訴えた。
なお、ルータの仕様はギガビット対応有線LANポート(10/100/1000Mbps)×3、WAN×1、サテライトもギガビット対応有線LANポートを4つ備えるほか、いずれもUSB 2.0コネクタを1つ備えているが、こちらは将来のファームウェアアップデートで利用可能になる予定だという。無線規格としては、ルータ、サテライトともに802.11acに対応しており、複数のMIMO対応子機と同時に通信するMU-MIMOにも対応している。
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「Orbi(オービ)」の概要 |
ルータとサテライトにより家中どこでも接続が可能 |
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トライバンドWi-Fiシステムの概要 |
安定したインターネット接続を実現 |
また、ルータ、サテライトともにWi-Fiのカバー範囲は最大185平方メートルとしており、これらを組み合わせることで、最大371平方メートルをカバーすることができるようになるとしている。
