再び常識を破ったSSD - リード最大3,500MB/sの第2世代M.2 NVMe「Samsung SSD 960 PRO」を検証

CrystalDiskMark 5.2.0でシーケンシャルリード速度:3,458MB/秒を記録

今回のテスト環境は、以下に示した通り。比較のために、Samsung SSD 950 PRO 512GBでもベンチマークテストを行った。

CPU : Intel Core i7-6700K(4GHz)
マザーボード : ASUS Z170-A(Intel Z170 Express)
メモリ : DDR4-2333 16GB(8GB×2)
システムドライブ : Samsung SSD 840(250GB)
OS : Windows 10 Pro 64bit

まずは、定番の「CrystalDiskMark 5.2.0」の結果から見ていこう。960 PRO 1TBのシーケンシャルリード速度は3,458MB/秒であり、ほぼ公称値通りの速度が出ている。950 PRO 512GBのシーケンシャルリード速度は2,599MB/秒で、3割以上、960 PROのほうが高速だ。

960 PRO 1TBのシーケンシャルライト速度は2,194MB/秒であり、こちらは公称値の2100MB/秒を上回った。950 PRO 512GBのシーケンシャルライト速度は1,527MB/秒だったので、960 PRO 1TBのほうが4割以上高速だ。

また、960 PRO 1TBは、シーケンシャルだけでなく、ランダムアクセスも高速。4KB(Q32T1)ランダムリード速度は817.7MB/秒、4KB(Q32T1)ランダムライト速度は679.6MB/秒であったのに対し、950 PRO 512GBの4KB(Q32T1)ランダムリード速度は741.7MB/秒、4KB(Q32T1)ランダムライト速度は426.4MB/秒だ。特に、ランダムライト速度の性能向上が著しい。