NTTドコモは10月19日、受信時最大682Mbpsの高速通信に対応するNECプラットフォームズ製のモバイルルータ「Wi-Fi STATION N-01J」を発表した。3月の発売予定で、端末価格は現時点では未定。

Wi-Fi STATION N-01J(クリックで拡大)

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Wi-Fi STATION N-01Jは、256QAMと4×4MIMOの2つの新技術に対応し、受信最大682Mpbsの通信が可能。同社が9月13日に発表した、2017年3月より提供開始予定の国内最速クラスの高速通信に対応するもので、サービス開始当初は東京23区や名古屋市、大阪市などの70都市、約1,100局が利用可能エリアとなる予定だ

同梱のクレードルには800MHzと2.4GHz(Wi-Fi/Bluetooth)対応のアンテナを内蔵しており、クレードルにN-01Jをセットすることで、受信感度が向上する。なお、同社によれば800MHzのアンテナについては変更の可能性があるとのこと。このクレードルには有線LANポートも搭載しており、固定回線や有線LAN接続も利用可能だ。

このほか、スマートフォンのアプリとBLE対応デバイスを連携する「Linking」の仕組みに対応しており、他のLinking対応機器との連携利用が可能だ。温湿度センサー搭載の冷暖房機や人感センサー搭載の見守りカメラなど、各種センサーが集めた情報をN-01J経由でスマートフォンにメールやSMSで通知する。子供の帰宅や外出、室内の温湿度の変化などを外出中の屋外でもチェックできる。

本体サイズはW98×D13.6×H62mm、重量は110g台。本体カラーは白のみ。ディスプレイサイズは約2.4インチでタッチスクリーン操作となる。バッテリー容量は2,500mAh。

通信性能は、PREMIUM 4G対応、LTE受信682Mbps/送信50Mbps。対応周波数はLTEが3.5G/2G/1.7G/1.5G/800M、3Gが2G/800Mとなり、Wi-FiはWAN側がIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)に対応、LAN側がIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)に対応する。WPSおよび、らくらく無線スタートの簡単接続設定に対応。最大接続数は16台(Wi-Fiが10台、USBが1台、Bluetooth-PANが5台)だ。