Infineon Technologiesは10月11日(独時間)、Royal Philipsから2010年にスピンオフして設立されたファブレス企業である蘭Innoluceの全株を取得し、同社技術を活用した高性能なLIDARシステム向けコンポーネントの開発を行う計画であることを発表した。

今回の買収により、Infineonはすでに有していたレーダー、イメージセンサ技術にLIDARを組み合わせることが可能となり、完全自動運転に不可欠となる3つのセンサ技術を1社で提供できる体制を整えることとなる。

具体的には、メカニカル走査ミラーを用いる従来型のLIDARは比較的高価であるが、すべてのクラスの標準機能とすることを目指し、これを半導体ベースへと変更し、小型化・低コスト化、および強靭化を図っていくとしている。

なお、買収条件については両社とも公開しないことで合意しているという。