ボーズといえば、ヘッドホン・イヤホンのためのノイズキャンセリング技術を開拓してきたオーディオブランド。10月28日に発売されるノイズキャンセリング機能搭載のワイヤレスイヤホン「QuietControl 30 wireless headphones」(以下、QC30。推定市場価格は税込34,560円前後)には、ボーズの新しいチャレンジといえる新機能を搭載している。その真価やいかに? というわけで、新製品の実力に迫っていきたい。

ボーズ最新のノイズキャンセリング技術を搭載するBluetoothイヤホン「QuietControl 30」

ベストセラーとなった有線タイプのノイズキャンセリングイヤホン「QuietComfort 20」(QC20、2013年発売)も大きなインパクトだったが、今回のQC30にはBluetoothワイヤレス再生機能、消音効果をユーザーが自在に調節できる「可変ノイズキャンセリング」機能を新しく搭載。かなりの飛躍を遂げた。

逆位相の音を当てて打ち消すアクティブ・ノイズキャンセリング技術においては、ハウジングの内外側に合計6つのマイクを乗せて、高い精度でノイズ成分を解析。魚のヒレのようなサポーターを一体化したオリジナルのシリコンイヤーピース「StayHear+QC」により、パッシブな遮音性能も高めた。再生する音楽により深く入り込めるイヤホンだ。

左右のイヤホン部分にマイクを搭載。ノイズをピックアップして高精度に打ち消す

高いフィット感を実現するオリジナルのシリコンイヤーピース「StayHear+QC」

このQC30で初めて、ノイズの消音レベルをユーザーが調節できる「可変ノイズキャンセリング機能」を搭載した。製品名が従来シリーズの「QuietComfrot」から、「QuietControl」に変わったところにも、最新モデルの進化を強くアピールしようとするボーズの意気込みが感じられる。