オリンパスは12日、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN E-PL8」を発表した。ホワイト、ブラック、ブラウンの3色で展開する。11月下旬から発売し、価格はオープン、推定市場価格はボディのみで80,000円前後(税別)の見込み。

加えて、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」レンズがセットになった「OLYMPUS PEN E-PL8 14-42mm EZ レンズキット」(税別95,000円前後)、および「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」レンズと「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」レンズがセットになった「OLYMPUS PEN E-PL8 EZ ダブルズームキット」(税別110,000円前後)を用意。レンズ色は、ボディー色がホワイトかブラウンの場合はシルバー、ボディー色がブラックの場合はブラックとなる。

OLYMPUS PEN E-PL8

ホワイト

ブラック

ブラウン

OLYMPUS PEN E-PL8(装着レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)

ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN」シリーズの最新モデル。ボディは従来シリーズを踏襲しつつ、丸みを帯びた手になじみやすいものへと調整。ボディ上部にはアルマイト処理を施し、ダイヤルは金属素材を使用するなど、全体的に高品位な作りになっている。ボディ前面の革調素材はカラーによって異なるパターンで処理。「OLYMPUS PEN」のロゴは箔押しされている。

3.0型104万画素の静電容量方式タッチパネル液晶モニターを装備。上80度・下180度で可動し、下開きにすることで自分撮り「セルフィーモード」が起動する。このモードは液晶モニターの表示画像が上下に反転し、静止画も動画も液晶モニターのタッチ操作で撮影可能。タッチ後1秒でシャッターが切られるなど、自分撮りしやすいよう工夫されている。また、撮影時に様々なエフェクトをかける「アートフィルター」も、セルフィーモード時に使え、例えば「e ポートレート」では肌をなめらかに表現する。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」レンズと「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」レンズがセットになった「OLYMPUS PEN E-PL8 EZ ダブルズームキット」

IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANを内蔵し、専用スマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Share」を使うことで、カメラとスマートフォンをワイヤレスで接続可能。スマートフォンをリモコン代わりにしたリモート撮影が可能なほか、撮影画像のシェアなども行える。

撮像素子は、有効画素数1,605万画素の4/3型 Live MOSセンサー。画像処理エンジンには「TruePic VII」を採用する。ボディー内3軸手ブレ補正「VCM」も装備。フォーカス方式はハイスピードイメージャAFで、測距点は81エリア。MFアシストやピーキング機能にも対応する。ISO感度は約100相当~25600まで。

記録メディアはSDXCメモリーカード(Eye-Fi対応)で、記録形式は静止画がRAW、JPEG、MPO。動画がMOV(H.264)、AVI(Motion JPEG)。電源にはリチウムイオン充電池「BLS-50」を使用し、撮影可能コマ数は約350枚(CIPA試験基準)、動画の連続撮影時間は90分(JEITA規格)。本体サイズはW117.1×D38.4×H68.3mm、重量は374g。(バッテリ、メモリーカード含む)。

OLYMPUS PEN E-PL8 / LC-60.5GL WHT

OLYMPUS PEN E-PL8に合わせて、アクセサリ類の新製品も発売。本革ボディジャケット「CS-45B WHT」と、本革レンズジャケット「LC-60.5GL WHT」は、従来モデルのホワイトバージョン。価格(税別)は「CS-45B WHT」が5,700円、「LC-60.5GL WHT」が4,600円。それぞれライトブラウン、ブラウン、ブラックが発売中。

本革ボディジャケットと本革レンズジャケットのホワイトバージョン

CS-50SF

汎用ソフトケース「CS-50SF」は、交換レンズを取り付けたまま収納できるコンパクトソフトケース。素材はポリエステルで、内側にSDメモリーカードを収納できるポケットを設けている。ベージュとブラックの2色展開で、11月下旬に発売。価格は3,500円(税別)。

ブラック

ベージュ

使用イメージ