ミルクメニューも味わってみて

そして、デロンギの全自動エスプレッソマシンならではの機能といえば、「ラテクレマシステム」と「カフェジャポーネ」だろう。

まずカフェジャポーネとは、ドリップコーヒーを好む傾向がある日本人向けに開発された抽出方法だ。コーヒーを間欠的に抽出することで、豆を蒸らしながら抽出。これにより、ドリップ式コーヒーのようなキレのある味わいのコーヒーを抽出できるという。

ボタンひとつでフワフワの泡立つミルクメニューも作れる「ラテクレマシステム」。「プリマドンナXS」と「マグニフィカS」の一部に搭載。タンクに余ったミルクは、タンクごと冷蔵庫に保存できる

一方、ラテクレマシステムは、デロンギの全自動エスプレッソマシン、上位2機種に搭載されている。ボタンひとつで、泡立ったフワフワの「フォームドミルク」を作れる機能だ。

ラテクレマシステムの凄いところは、泡の「きめ細かさ」と「持続性」。ボソボソとした不均一な泡になったり、カプチーノを飲みきる前に泡がなくなってしまうことがない。

会場では、バリスタが作ったフォームドミルクと、ラテクレマシステムで作ったフォームドミルクの比較もできた。

ラテクレマシステムがない機種も、スチームノズルを搭載しているため、手動でフォームドミルクを作れる。ただし、アートが楽しめるようなきめ細かなミルクを作るのには、練習が必要だ

店内に余裕がある場合は、ラテアートを作ってもらうこともできるそう。写真左はプロのバリスタが手動で作成したフォームドミルク、右はラテクレマシステムのミルクで作ったカプチーノ。ミルクのキメが粗いとうまくアートが描けないというが、どちらも美しい出来だ