Apple Watchでは、既に様々なワークアウトをサポートしているが、手首のモーションセンサーだけでも、さらに多くの動作を検出することができるようになる点に注目している。

Apple Watch単体での利用シーンが増えていくと予想する

Apple Watch Series 2に採用されたスイミングは4つの泳ぎ方を検出する。また3つの漕ぎ方を検出する車いす対応をwatchOS 3に導入した際も、ハードウェアを変更することなく、アルゴリズムを載せることで実現してしまった。

Apple Watchはデバイスであり、プラットホームであることを再認識させられた。しかしこれは、iPhoneで長年培われてきたことで、OSとAPIの更新が、新たな役割や機能を実現してきたのである。

Apple Watchは、watchOS 3と、デュアルコア化されたS2プロセッサによって、アプリの起動がより速くなった。これでようやく、積極的なアプリ利用が始まる、そういうタイミングだとも言えよう。

Appleを含むアプリ開発者が、同じハードウェアを使って、様々な用途を新たに開発し、それらが結果的に、Apple Watchを手に入れる細分化された動機を満たしていくことにつながっていくだろう。