今回は、FR200のカメラ部×2台を用意できなかったので、残念ながら360°全天球写真は撮れなかった。本来は以下のようなアダプターを使用することで、カメラ部×2台をマウント、それぞれが撮影した全天周の画像や動画を同時に読み込むことで、360°全天球をカバーするのだ。

マルチカメラマウンター「EAM-8」に、FR200のカメラ部×2台を取り付けたところ(2016年8月に行われた製品説明会にて)。EAM-8は、税別5,000円で10月中旬発売予定

パソコン用(Windows/Mac対応)アプリケーションとして、「EXILIM 360 Viewer」も用意される。FR200で撮影した全天周映像や、FR200のカメラ部×2台で撮影した全天球映像を、パソコン上で表示・再生・編集するアプリケーションだ。また、全天周で撮影した写真を読み込み、VR形式の画像として出力できる。例えば、この画像はFacebookにアップロードすると、タイムラインにVR表示されるという仕組みだ。

全天周画像はVR表示できる。フルスクリーン表示も可能

画像、動画とも色や明るさの調整が可能

全天周のサンプル画像をVR形式で出力したので、ぜひ「原寸大画像で」ダウンロードしていただきたい。この画像をFacebookにアップロードすると360°ビューで表示される
※作例のサムネイルをクリックして拡大表示。さらに拡大写真の右下「原寸大画像を見る」をクリックすると、作例の元データをそのまま表示する。右クリックメニューから保存(ダウンロード)が可能

さらに、全天周/全天球動画をYoutube「360°Video」対応のファイルに変換することもできる。下の動画は、多摩川花火大会を撮影したもの。作例として地味なのが恐縮だが、VR動画の可能性を汲み取っていただければと……。

【動画】多摩川花火大会
川崎側と世田谷側でそれぞれ打ち上げられている花火を見渡すことができるのがVRならでは。見どころは、東急田園都市線が花火の前を横切ってシルエットになるシーン
※音声が流れます。静かな場所での試聴時は、ボリュームにご注意ください