クリーニングパッドの交換がスムーズ

クリーニングパッドの変更も見逃せないポイント。ブラーバ ジェット 240は、クリーニングパッドとクロスが一体型となっている。クリーニングパッドは各清掃モードに合わせて3種類あり、使い捨てタイプと洗濯可能で約50回繰り返し使えるタイプを用意している。クリーニングパッドは本体のフックにスライドさせるだけでスムーズに取り付けられ、取り外しもボタンを押すだけで手を汚さずにできる。

クリーニングパッドを本体に取り付けると、清掃モードを自動で認識。パッドに縫い付けられたタグから判断する

パッドの取り付けは裏面のフックに噛み合わせてスライドさせるだけ

パッドの取り外しはワンタッチ。上面にあるボタンをスライドさせると、フックが緩み、パッドがそのまま下に落下する仕組みだ

使い捨てタイプはそれぞれ10枚1,200円(税別)。1枚当たりのランニングコストは120円だ。1回120円で日々の床掃除がラクできるのであれば安いと感じる人もいるだろうし、高いと思う人もいるだろう。ウォッシャブルタイプは、3種類3枚で4,000円(税別)なので、1枚あたり約1,333円。これを50回使用するとすれば1回あたり約27円となる。

床の段差を認識し、落下を防ぐ仕組みは、ルンバと同じく赤外線センサーを採用している。裏面の前後左右4カ所に備える

ブラーバ ジェット 240が専用クリーニングパッド必須なのに対し、ブラーバ380jは市販の床掃除用シートを使える。しかし、バッテリーの特性や稼動面積も含めて新製品と従来製品ではうまく棲み分けができている。ブラーバ380jとブラーバ ジェット 240は「別物」であり、2台を併用してもいいと思わせる絶妙な製品設計をしている点に脱帽した。

ブラーバを走行させる車輪は左右2輪。車輪の表面は柔らかく反発性のある素材でガードされており、床の上を優しく走行できるので傷がつかなさそうで安心。車輪を指で押し込んでみると、深く沈み込み、部屋の敷居など2cm程度の段差なら楽に乗り越えられそうだ