フルHD液晶で精細な画像表示が可能
液晶ディスプレイには、フルHD(1,080×1,920ドット)表示対応の6型IPS液晶を採用している。パネルはJDI製で、発色は申し分なく、精細感も十分に優れるという印象。MADOSMA Q501AはHD(720×1,280ドット)表示対応液晶だったこともあって、Webページや写真を表示する場合などに精細感がやや足りない印象を受ける場面もあったが、MADOSMA Q601ではそういった心配は不要だ。6型とサイズが大きいため、写真や動画を表示する場合の迫力に優れるのはもちろん、Webページや電子書籍がかなり見やすいのも嬉しい部分だ。
内蔵のカメラは、背面のメインが1,300万画素、液晶面のサブが500万画素。メインカメラにはF2.0、サブカメラにはF2.4の明るいレンズが採用されているので、暗い場所での撮影も心強い。
メインカメラの画質は、このクラスのスマートフォンとして申し分ないレベル。屋外の明るい場所はもちろん、室内でもなかなか鮮やかに写真が撮影できる。ただ、オートフォーカスの速度がかなり遅い点は気になった。画面でピントを合わせたい部分をタップし、合焦するまで1秒以上待たされるという印象で、素早く写真を撮りたい場合にはややつらい。また、被写体によってはピントが迷い、合焦しない場面も少なくなかった。このあたりは、Windows 10 Mobileの標準カメラアプリによる問題とも考えられるが、できればもう少しオートフォーカス性能を高めてもらいたいように思う。