性能はミドルレンジスマートフォン相当

スペックは冒頭でまとめたとおりで、SoCが1.5GHzオクタコアのSnapdragon 617、メモリが3GB、内蔵ストレージが32GBと、ミドルレンジスマートフォンとしてほぼ標準的だ。MADOSMA Q501Aよりも上位SoCを搭載するため、動作の軽快さは増した印象だ。アプリの起動や画面の切り替えなども十分軽快で、このクラスのスマートフォンと比べても十分に遜色のない軽快さという印象を受けた。

SIMスロットは2スロット用意され、2枚のSIMを装着して利用できる。SIMスロットはトレイ式で、SIM1スロットがmicro SIM対応、SIM2スロットがnano SIM対応となる。なおSIM2スロットはnano SIMとmicroSDカードとの排他利用となる。また、SIM1、SIM2ともに3G/LTEをサポートするが、3G/LTEの同時待ち受けには対応せず、3G/LTE受信スロットを選択して利用することになる。それでも、海外渡航時などに日本国内のSIMと渡航先の海外SIMを同時の装着し、海外SIM側で3G/LTEデータ通信、日本国内SIMで通話待ち受けに設定して利用できるので、海外渡航が多い人にとって魅力的だろう。加えて、LTE対応バンドがB1/B2/B3/B4/B7/B8/B19/B28/B38/B40/B41と豊富な点も嬉しい。

SIMスロットはトレイ式で2スロット備え、どちらも3G/LTE通信に対応(3G/LTEの同時利用は非対応)

SIM1スロットはmicro SIM、sim2スロットはnano SIMに対応

SIM2スロットはmicroSDとの排他利用となる

無線LANは、802.11a/b/g/n/ac準拠となる。5GHz帯域802.11acへの対応によって、高速な無線LANを安定して利用できる。

下部側面のUSBコネクタには、USB Type-Cコネクタを採用。USBの仕様はUSB 2.0対応となるが、上下の向きを気にせずコネクタを装着できるため、利便性に優れる。USB Type-C Type-Aケーブルも付属するので、PCなどとの接続も別途USB Type-C対応ケーブルを用意する必要がない。ただし、USB Type-Cコネクタに対応しない既存USB周辺機器利用時にはUSB Type-C変換アダプタが必要になるため、この点は注意が必要だろう。

下部側面のUSBポートはUSB 2.0対応で、Type-Cコネクタを採用

付属のUSB Type-Cケーブルを利用し、バッテリの充電やPCとの接続が可能

左側面にはボリュームボタンを配置

上部側面にはオーディオジャックがある

右側面に電源ボタンとSIMトレイを配置

背面下部にスピーカを搭載