米Intelは7月20日(現地時間)、2016年度第2四半期(2016年4月～6月)決算を発表した。PC需要低迷の影響に加えて、3月期には前年同期比9％増だったデータセンターグループの伸びが5％増に鈍化。1株利益は予想を上回ったが、売上高は予想をわずかに下回った。
6月期の売上高は135億3000万ドル(前年同期比3％増)だった。GAAPベースの純利益は13億ドル(同51％減)、1株あたりの利益は0.27ドルだった。同社は4月に最大11％を削減するリストラ計画を発表しており、６月期に約6000人を減らし、14億1000万ドルの関連費用を計上、リストラ費用が利益を押し下げた。非GAAPの純利益は29億ドル(同6％減)、1株利益0.59ドルだった。Thomson Reutersがまとめた予想は売上高135億4000万ドル、1株利益0.53ドルだった。粗利益率はGAAPベースで58.9%、非GAAPで61.8%だった。
以下は事業グループ別の売上高。
- クライアントコンピューティンググループ：売上高73億ドル(前年同期比3％減)。プラットフォームの出荷数が15％減、平均販売価格は13％増だった。内訳は、デスクトッププラットフォームが出荷数7％減で平均販売価格1％増、ノートブックプラットフォームが出荷数5％減で平均販売価格2％増。タブレット向けの出荷数は49％減だった。
- データセンターグループ：売上高40億ドル(前年同期比5％増)。プラットフォームの出荷数が5％増、平均販売価格が1％減だった。
- Internet of Thingsグループ：売上高5億7200万ドル(前年同期比2％増)。
- 不揮発性メモリーソリューションズグループ：売上高5億5400万ドル(前年同期比20％減)。
- Intelセキュリティグループ：売上高5億3700万ドル(前年同期比10％増)。
- プログラマブルソリューションズグループ：売上高4億6500万ドル(前年同期比12％増)。
2016年度第3四半期(2016年7月～10月)については、売上高149億ドル(±5億ドル)、粗利益率を60%(±2%)と予測している。
