富士フイルムは7日、レンズ交換式のミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」のアクセサリとして、ガイドナンバー50のハイエンドフラッシュ「クリップオンフラッシュ EF-X500」を発表した。9月から発売する。価格は68,000円(税別)。

EF-X500

「FUJIFILM X-T2」装着時

ホットシューを持つXシリーズのミラーレスカメラに取り付けて使用する、ガイドナンバー50のクリップオンフラッシュ。2016年1月に開発中であることが発表されており、Xシリーズ用のハイエンドクリップオンフラッシュとして期待がかかっていた。「X」シリーズで使用することを念頭に開発し、重心を低く設計することで装着時でも取り回しやすくした。デザイン面でも前面にレザー調の質感を施し、Xシリーズとの親和性を高めている。さらに、Xシリーズ用フラッシュとして初の防塵防滴仕様だ。

EF-X500は、先幕と後幕を駆動させている間に連続して発光し続ける「FP発光(ハイスピードシンクロ)」に対応。あらゆるシャッタースピードにおいてフラッシュ撮影が可能だ。「ワイヤレス多灯TTLオート発光」もサポートし、多灯使用時は複数のフラッシュを3つのグループに分けて制御し、カメラから光量を調整できる。

ズーム範囲は24mm~105mmとなっており、装備されているワイドパネルを使用することで約20mmの焦点距離もカバー。発光部は上9度~下10度、左135度から右180度で可動するので、バウンス撮影にも柔軟に対応できる。色温度は約5600K(フル発光時)で、TTL調光補正は-5.0EV~+5.0EV(1/3段ステップ)、マルチ発光光量は4分の1~512分の1(1/3段ステップ)だ。各種設定の組み合わせは最大10通りまで登録でき、AF補助光やキャッチライトとして使える「LEDビデオライト」も備える。

FUJIFILM X Series 5th Anniversary Eventにて

本体サイズは約W67.2×D107.3×H124mm、重量は約380g(電池含まず)。ソフトケース、ミニスタンド、ディヒューザーが付属する。電源には単3形乾電池×4本を使用し、発光間隔は約2.5秒、発光回数は約170回。別売りアクセサリとして、単3形電池8本を収納できる外部バッテリパック「EF-BP1」も用意される。価格は34,000円(税別)。