dynabook N51/VGは、スペック表だけ見ると突出した部分があまりなく地味な印象を受けがちではあるが、普段使いに耐えうる性能を備えながらリーズナブルな価格を実現した、お得感あるノートPCだ。

細かい部分で国内大手メーカーならではの丁寧な「ものづくり」の精神を感じることもある。たとえばヒンジ部分。ディスプレイ側を後ろに倒すと、それにともなってキーボードの奥側が少し浮き上がる。そのため、キーボード面に適度な傾斜がついてキーが打ちやすくなる。ほんのちょっとした工夫ではあるが、長時間使う場合などは使いやすい。また、キーボード自体も11.6型としてはキーピッチやストロークに余裕があり、ミスタイプしにくくなっている。

ディスプレイを後ろに倒すと、キーボード奥が少し浮き上がる仕組みになっている

キーボードは標準的な配列。キーボード面に強い力を加えると若干たわむが全体的な造りはしっかりしている

また、このクラスのノートPCでタッチ対応液晶ディスプレイを搭載しているのも好印象だ。写真や動画、電子書籍など、フルスクリーンで表示させることが多いコンテンツは、タッチパッドやキーボードを使うより指によるジェスチャーの方が直感的で操作しやすい。また、商談や打ち合わせの際に資料を表示させ、指でポイント部分を指し示しながらマークをつけていく場合なども便利に使える。

個人的には、5GHz帯無線LANに対応していることも評価したい。低価格ノートPCの中には2.4GHz帯にしか対応していないものも少なくないが、マンションなどのアクセスポイントが多い場所だと電波の干渉で期待した速度が出ないことはよくある。

こうした細かい部分での作り込みや、搭載する機能のバランスの良さは、本機ならではの特徴だと言えるだろう。低価格でも使えるノートPCを選びたいと考えているユーザーには検討してほしい製品だ。

キーストロークも十分で、打鍵感はよい

タッチ対応液晶ディスプレイを搭載する

製品名 dynabook N51/VG
CPU Intel Celeron N3050(1.60GHz)
メモリ 4GB
ストレージ 500GB SATA HDD
光学ドライブ
グラフィックス Intel HD Graphics
ディスプレイ 11.6型ワイド(1,366×768ドット)
ネットワーク IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0、100Base-TX/10Base-T準拠の有線LAN
インタフェース USB 3.0×1 、USB 2.0×1 、HDMI出力×1 、ヘッドセット/ヘッドホンなど
メモリースロット ブリッジメディアスロット(SDXC対応)
サイズ/重量 W289.0×D199.0×H21.9mm/約1.4kg
バッテリ駆動時間 約4.6時間(JEITA 2.0)
OS Windows 10 Home 64bit
店頭価格(税込) 90,700円前後