説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「夜間にインストールするには……」を回避できますか?』という質問に答えます。
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その「夜間にインストールするには...」という文言は、ロック画面に現れるシステムアップデートを強制するかのようなメッセージのことでしょうか?
システム(iOS)のソフトウェアアップデータが公開されたにもかかわらず放置を続けていると、アップデータが自動的にダウンロードされ、やがて「今すぐインストール」と「後で」、「詳細」という3つの選択肢を含むダイアログがホーム画面に出現します。「今すぐインストール」をタップすれば文字どおりただちにインストール処理へ進み、「後で」をタップすれば後回しとなります。
この「後で」がクセものです。しばらくすると、ロック画面に「夜間にインストールするにはパスコードを入力してください・iPhoneは0時~5時の間に電源に接続しておくとアップデートされます」(表示される時間は異なる場合があります)とメッセージが現れるようになるのです。アップデートしたくなければ、この画面でパスコードを入力してはいけません。パスコードを入力すると、夜更けに充電(USBケーブルを接続)するとアップデート実行を許可したものとみなされてしまうのです。
アップデートを回避するには、夜更けに充電することを避けるか、そのロック画面が現れたときパスコードを入力せずにスルーしましょう。キーパッドの下を注意深く見ると、「後で通知」という文字が表示されているはずです。これをタップすれば、パスコード入力用のキーパッドは消えます。
夜間のアップデートは、処理完了を待たずに済むことはメリットですが、なんらかの原因でアップデートに失敗したときの対処が遅くなります。アップデート完了後最初のロック解除はパスコード入力が必須なため、起床後すぐに電話に出られる状態にしておきたければ、就寝前にアップデートを完了させておくほうが確実です。