電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2016年3月のPC国内出荷実績を発表した。2016年3月のPC出荷台数は前年同月比91.9%の100.3万台。このうち、デスクトップPCは26.5万台(同87.1%)、ノートPCは73.8万台(同93.8%)となった。3月単月では、台数は前年割れとなったが、金額は前年を若干上回った。

JEITA発表資料「2016年3月パーソナルコンピュータ国内出荷実績」

一体型やモバイルPCが好調

3月におけるPC出荷台数は100.3万台。このうち、デスクトップPCは前年比87.1%の26.5万台で、内訳はオールインワン(一体型)が同107.0%の7.7万台、単体(本体のみ)が同80.8%の18.7万台となった。ノートPCは同93.8%の73.8万台で、内訳はモバイルノートが前年比103.3%の19.9万台、A4型・その他が同90.7%の53.9万台。全出荷台数のうちノートPCが占める割合は73.6%となった。

出荷金額は、前年比100.6%の865億円。このうちデスクトップPCは前年比97.0%の219億円、ノート型は同101.8%の647億円となった。

第4四半期・2015年度(2015年4月~2016年3月)の概況

第4四半期(2016年1月~2016年3月)の出荷台数は、前年比89.3%の203.3万台。このうちデスクトップPCは同84.9%の53.1万台。ノートPCが同90.9%の150.2万台となった。全出荷台数のうち、ノートPCが占める割合は73.9%。出荷金額は、前年比97.2%の1,809億円。

2015年度(2015年4月~2016年3月)の出荷台数は、前年比77.4%の711.1万台。このうちデスクトップPCは同67.9%の175.3万台。ノートPCが同81.1%の535.8万台となった。ノートPCが占める割合は75.4%。出荷金額は、前年比85.0%の1,541億円。

統計の参加企業は、アップルジャパン、NECパーソナルコンピュータ、セイコーエプソン、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計9社。